ラットの皮膚実験結果をみて、ショックを受けた人もかなり多いことと思います。しかし、話はそれだけでは終わりません。ラットに起こったことはすべて、皆さんの身体自身で起こっていると考えるべきです。
これまでの実験では肉眼レベルの障害が中心でした。しかし、皮膚にあれだけの障害がおきれぱ当然、洗剤は体内に侵入し、目に見えぬ世界でその毒性を発揮していることは容易に想像できることでしょう。
体内の細胞単位で重要な変化が起きていればこそ、多くのラットも死んでしまったわけです。皮膚の障害だけでとどまるなら、ラットが死亡してしまうことなど起こるはずないのです。
細胞レベルで重大な変化が起きていると言うことは、すなわち生命が直接脅かされているということにほかなりません。これは、私たち自身の体内でも起きていると考えなければならないのです。
@浸透作用・・・脂肪分を溶かして皮膚細胞内に次々と侵入していく力を持っているということです。
A 界面活性作用・・・細胞膜を溶かし、細胞内のタンパク質を変性させてしまう力を持っている。
B 残留性・非分解性・・・・長期にわたって分解されない化学物質です。いつまでも体内で分解されないまま、その働きは維持されたまま残ります。そして他の有害物質を助け、自らも次第に蓄積し、縦横無尽に体内を駆けめぐります。
体内に蓄積された化学物質は肝臓に分解されぬまま蓄積される。そして毒物の作用によって破壊され、変性してしまう危険を背負っています。(ラットの実験により検証済み)
次に破壊が起こるのは腎臓。そして、肺、心臓、脳、筋肉、副腎、脾臓に至るまで、細胞の変性を引きお超しているという報告はいくらでも出されているのです。そのほか、血液中の血球を溶かしてしまったり、免疫機能を低下させたりしているのです。
そして、もっとも恐ろしい点は、精子、卵子を抹殺し、その毒性が胎児に及ぶということです。
最近、出産時に羊水がシャンプーのような色、臭いがしていたということを聞きました。
恐ろしい化学物質は、皮膚から吸収され、体内に蓄積され、胎盤を通って子宮にまで溜まっていたのです。このような事実を知り、私たちができることは、安全なシャンプー、日用品を選ぶことなのです。