★ 第三日 ホテルから出発 |
この日は小岩井農場に行く予定でした。昨夜からの天気が心配で、もし雨だったら予定を変えるつもりでした。 朝食はバイキングです。こちらはどちらかというと洋食メニューが充実していました。天気もなんとか持ちそうなので予定通り10時のシャトルバスで出発することにしました。やはり乗客は二人だけでした。結構ホテルには宿泊客がいたのですが、ほとんど車で来ているようです。 途中のホテル森の風で30分の待ち時間が出てしまいますが、一番早く盛岡に帰るには仕方ありません。でも、その30分でホテル森の風にある陶人形を見ることができました。この陶人形は女優の結城美栄子さんが製作されたもので、写真集も出版されているみたいです。貝の火やよだかの星、猫の事務所、銀河鉄道の夜、セロ弾きのゴーシュなどをテーマに作られた人形です。このギャラリーのページの中ほどにいくつか写真があります。 あるとは知らなかったのですが、偶然良いものを見ることができました。 このホテルのロビーにはインターネットコーナーがあるのですが、PCは持ち込まなくてはなりません。フロントでPCを貸してくれるのかと確認したけどやっぱり貸してくれませんでした。 シャトルバスは予定通りに出発しました。さすがに乗客は4人になりました。(~_~;) 盛岡への帰り道、バスは御所湖の反対側のつなぎ温泉のほうを通ってくれます。こちら側のほうが湖のすぐそばなので湖の様子が良くわかります。 盛岡駅には予定通り11:35分につきました。 |
★ 第三日 小岩井農場へ |
シャトルバスが遅れたりしたら、盛岡で冷麺か何かで昼食を取り次のバスで行くつもりでしたが、予定通り盛岡駅11:45分発の小岩井農場まきば園行きのバスに乗りました。 バス乗り場は東口の10番乗り場で、小岩井農場まきば園行きと網張温泉行きが小岩井農場に行きます。 途中までは鶯宿温泉に行く道と同じ道を行きます。盛岡手作り村の近くで鶯宿温泉とは反対に曲がります。もっとよく調べれば、鶯宿温泉辺りから小岩井農場行きのバスがあったかも知れません。 路線バスは整理券方式ですが、どんどん料金表示が上がって行きます。結局片道720円かかります。 後で調べてわかったのですが、岩手県交通一日フリー乗車券というのがあり、600円で乗り放題でした。残念でした。 バスは30分で小岩井農場まきば園に到着します。 ![]() 小岩井農場まきば園は混んでると言うほどではありませんが、それなりに人がいました。やはり、観光バスで来る人が多いようです。 昼食は園内の牧場館2階でバイキングにしました。ラム肉牛肉鶏肉などを使った料理を1500円ほどで好きなだけ食べられます。 まきば園のパンフレットです。画像サイズ、ファイルサイズともに大きいのでご注意ください。 ![]() |
★ 第三日 小岩井農場で |
この日は天気も悪くいい写真が撮れませんでした。できれば岩手山の雄大な姿を写したかった。 パンフレットの写真で我慢して下さい。 ![]() 小岩井農場まきば園では、乳搾り体験やシープ&ドッグショー、乗馬トロ馬車、アーチェリーや羊飼いのゴルフなど一日は遊べます。まきば園天文館では昼間は毎日太陽観察、土曜夜は天体観測が行われるのですが、残念ながらこの日は曇り空でした。 まきば園の外の小岩井農場を案内する農場案内バスも良いかもしれません。 賢治の童話の「狼森、笊森、盗人森」も通るようです。 |
★ 熊が出た |
突然ですが、 今日ニュースで言ってました。 「岩手県沢内村で、きのこ取りの男性二人が山に入ったところ熊に襲われた。」ってこの間行ったところだア。(^0_0^) そういえば、先週だったか東北地方を中心に地震があり遠野では震度3だか4だったらしい。 運がいいというのかな。(~_~;) |
★ 第三日 小岩井農場で2 |
展示資料館と牛舎へは一旦まきば園を出て道路を渡って行きます。展示資料館は小岩井の歴史と酪農事業を中心にした現在の事業の紹介や、宮沢賢治の詩「小岩井農場」の原稿などが展示されています。 小岩井農場はここにも書いてありますが、明治の頃、日本鉄道会社の小野 義真氏(鉄道庁長官の井上 勝かもしれない)が鉄道開発でこの地を訪れたときにこの雄大な土地を見、「鉄道開発で土地を壊してきたがそのかわりにここに自然を生かした牧場を作りたい」と思い、当時の三菱社長岩崎 彌之助氏(岩崎彌太郎の弟)の資金援助を受け、日本初のヨーロッパ農法の本格的農場として開発した。と書かれていた様な気がするけど、もう忘れ始めてます。(~_~;) 三菱の社史によると、岩手県の不毛の火山灰地で8年の苦闘の末に小野と井上は手を引いたが、岩崎はあきらめずに農場開発をし、岩崎彌太郎の子で3代目の社長の岩崎 久彌が今の農場を作り上げたと書いてあります。 どちらしろ、小野、岩崎、井上の3文字を取って小岩井農場と名づけられました。 展示資料館の小岩井農場のジオラマも良くできています。目線を低くして見るとよくわかります。 展示資料館の奥には宮沢賢治の碑があります。ただ、この辺を歩くときには牛さんが落としたものが少なからずありますので、踏まないように気をつけましょう。(^_^;) ここからまきば園に戻るには、正面玄関に回って再入園する必要があります。 ![]() |
★ 第三日 小岩井農場を後に |
まきば園に再入園してカキ氷を食べました。だけどミルクといちごのシロップをたっぷりかけて、出してくれると思ったらそこからさらにシロップを2杯もかけられてしまいました。甘くて全部食べられませんでした。 その後、牧場館の売店で土産物を物色しました。チーズやバターの乳製品は今はどこでも売っていますので、わざわざここで買う必要は無いかもしれません。羊グッズなどは他には無いかもしれません。 帰りは、宮沢賢治のように小岩井駅まで歩いて行こうかとも思いましたが、聞いてみると到底無理とのことで、すなおに16時のバスで盛岡に帰りました。 途中、銀河高原行きのバスとすれ違うのではないかと思い、眠りこんでしまいそうになるのを我慢してたら、かなり盛岡に近いところですれ違いました。もう思い残すことは無いので駅までぐっすりと眠り込んでしまいました。 盛岡駅の土産物売り場で最後の買い物をし、銀河高原ビールを一缶買い込んで、17:39発はやて24号に乗り込みました。さすがに、満席で混んでいました。東京まで、途中仙台、大宮、上野に止まり、東京には20:08に到着しました。 |
★ 第三日 旅の終わり |
今回は、2泊3日でしたがとても充実していたように感じてます。その一方で、もっと見たいところが残ってしまっています。平泉では、猊鼻渓の川下りを楽しみたかったし高館の義経堂にも立ち寄りたかった。早池峰山にも行ってみたかったし、遠野はもう少しゆっくりしてみたかった。花巻も見たかった。銀河高原で夜空を見たかった。言い出したらきりが無いですね。それに、またくる楽しみや誰かの話を聞く楽しみがあるし。 旅が終わり日常に戻るのはつらいけど、また楽しい旅ができる日を期待して、この旅日記も終わりにします。 最後に宮沢賢治関連のホームページをふたつ紹介しておきましょう。 宮沢賢治コーナーと宮沢賢治の宇宙です。 それと、東京には小岩井農場直営レストランがあります。 この旅日記は終わりにしますが、感想などを聞かせてもらえたら嬉しいです。 どんどはれ ![]() |