98秋のゲームショーの緊急視察報告 

 

 98年秋のゲームショーは、10/10・11の二日間が一般公開です。視察団は、10日に幕張メッセに出向くこととなった。

 

 今回のゲームショーにおいても、98春のゲームショー同様、ゾイドの限定販売が行われた。また、オフィシャルで行われている「ゾイドCG化計画」の一貫から約3分のCGがこの時までに完成し、公開されることとなった。

 

 まず、限定販売は、日本版のゾイド、デスザウラー(日本国内で買い戻したと思われる)と、マッドサンダー(おそらく韓国で発見したと思われる)であるが、諸処の事情から、現行時の値段に一部費用を上乗せした金額での販売となった。両者とも単純におよそ3000円増しの、デスザウラー8000円、マッドサンダー9000円での販売であった。同時に、ゾイド2版の、アイアンコング(5000円)ウルトラザウルス(8500円)グランチュラ(1000円)アクアドン(1000円)マーダ(1000円)モルガ(1000円)ヘル・ディガンナー(1500円)も海外から空輸され、販売された。

 今回のゲームショーでは、メインブースと販売ブースが、それぞれ別会場に設けられた。視察団は、10時半を回る前に販売ブースを視察した。販売ブースには、前回春のゲームショーで用いられたディオラマの前線基地ベースが置かれ、キングゴジュラス、ディバイソンをはじめとする、完成体ゾイドが来場者を出迎えていた。しかし、この時点で既に、アクアドンとモルガは売り切れとなっていた。やはり、オリジナル版初期580円シリーズは人気あるのであろう。というよりも、この2種は当時人気がなかったから、かえって今になって手に入れたくなったという傾向ではないかと思われる。いずれにしろ、小型のモノは午後を待たずして完売していた。

 販売ブースでは、「なつかしい」という声が飛び交っていたが、キングゴジュラスを指して「これなんだろう」という声も聞かれ、後期ゾイドの認知度に一石が投じられる場面もあった。

 午後を回ってもデスザウラー、ウルトラザウルス、アイアンコングが残っていた。やはり大型モノはその単価のせいで、残ったと言える。もちろんいずれのゾイドも11日分は確保されているので、11日に足を運ぶ予定にしている方は安心して欲しい。

 

 もう一つ、トミーメインブースでは、CGが公開された。イントロは、現行当時のCMもしくは店頭デモ用の実物ゾイドを使った特撮がかかり、それから本編のCGの上映となった。

 ウルトラザウルス率いられたグランチュラの部隊と、アイアンコングに率いられたマーダの部隊の激突ののち、サーベルタイガーの報復攻撃と、更にその報復攻撃としてサラマンダーの攻撃シーンが加わっている。とにかくTD2の力作であることは間違いなく、ゾイドの新たなメディア展開に期待を感じずに入られない。

 そして来年・・・・・・ 

 

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