2003年夏の新製品

 

 ゾイド20周年の記念すべき年の大型アイテムが出ることがアナウンス済の中、まずはこの会場で先行販売される機体から。

 2002年秋のゲームショーで、華々しく発売が発表されたサイバードライブゾイドが、いよいよ発売となる。

 サイバードライブゾイドの第1号機となるディアブロタイガーは、2002年秋のゲームショーで試作品が公開され、1月の次世代ワールドホビーフェアでは、カラーバリエーションの試作と思われる機体が紹介されている。そして、最終的な製品板は、5月の静岡ホビーショーで公開され、試遊出来る状態にまでなっていた。そしていよいよ、このホビーフェアでは先行販売にこぎ着けている。

 ディアブロタイガーと一緒に発売される、対戦機、共和国側の機体がサイクロプスである。サイクロプスは、2002年秋のゲームショーの段階では、CGが公開されていた。その後、1月のホビーフェアでは、レジン製の白い(レジン製のため黄色みを帯びている)試作品が公開され、やはり、5月の静岡ホビーショーでは、ディアブロタイガーとともに製品版で試遊出来る状態になっていた。

 サイバードライブゾイドは、ゲームボーイアドバンスでゲームで経験を積んだ後に、ゲームボーイアドバンスに赤外線アダプターを取り付けて操作すると、付属のコントローラーで操作するよりも、スピードが機能が異なるようになっている。このため、ゲームボーイアドバンス用のソフトに同梱されるディアブロタイガーは、赤い成形色の特別版となっている。

 いわゆるゾイド20周年記念と銘打たれているわけではないが、20周年記念的な新製品が「セイスモサウルス」である。

2002年夏に幕張メッセで開催された、「世界最大の恐竜博」の目玉展示であったのが、最大の恐竜、セイスモサウルスであり、これを早速モチーフとして採り上げたゾイドである。かつてのウルトラザウルスがそうであったように、モチーフとなる恐竜が世に名前が知られ初めて間もない頃に、ゾイドのモチーフとして取り入れて、モチーフと同じ名前で商品化するという、名前を売りやすい方法、人目を引きやすい方法が考えられているのでは無かろうか。

 このセイスモサウルスに随伴する支援機が、シザーストーム、レーザーストーム、スティルアーマーの3ブロックス。これらは、あらかじめ合体後の形態変化、要はチェンジマイズ例が、用意されており、成形色での配色がそろえられている。これら帝国ゾイドは7月の発売される。

 対する共和国側もまずはB/Oゾイドを先頭に、2機のブロックスをそろえている。

 ゾイド史上初めて、漢字で命名された凱龍輝(ガイリュウキ)は、2001年に発売された、帝国側B/Oゾイド・バーサークフューラーの素体を利用し、チェンジングアーマーシステムにより、共和国側の機体に仕上げられたゾイドである。バーサークフューラーは、同時期のライバル機である同じチェンジングアーマーシステムのライガーゼロと比較すると、アーマーの用意の少ない機体であった。やっとここにきて3種類目のアーマーが出来上がったと言ったところである。

 

 この凱龍輝に随伴するのが、バッファロー型のディスペロウとミクロラプトル型のエヴォフライヤーである。これら2機のブロックスも帝国側のブロック同様、凱龍輝と似通った配色がされており、組み合わせて遊ぶことを前提とした作りとなっている。

 ブロックス用のカスタマイズパーツとして、既存のブロックスのブロック以外のランナーパーツの一部の成形色をクリアカラーにして順次発売されることとなった。この会場では、7月の大ゾイド博の時に先行販売されることが紹介されていたが、一部の大手スーパーの玩具売場やゾイドショップでは、既に発売の始まっていた商品である。

 

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