新製品は?

 

 今年の静岡ホビーショーには、トミーブースの一角ゾイドコーナーに前線基地のディオラマベースが持ち込まれ、ゾイドが並べられていた。

 

 ゾイド20周年を示すパネルの前には、各種のイベントでお馴染みとなっている、旧シリーズの時に作られた前線基地のディオラマベースが持ち込まれていた。ベース上では、帝国軍と共和国軍が対峙するように、各種のゾイドが並べられ、その中に、最近発売された新製品が織りまぜられていた。

 4月発売のアロザウラー、カノンダイバー、5月発売のシュトルヒ、ディアントラーは、アピールのために、それぞれ、商品名、発売日、価格が表示されていた。おもちゃショーにしてもプラモデルラジコンショーにしても同じであるが、ショーの特性上、業者(問屋や小売店)に商品をアピールする必要があるため、商品名とあわせてカートン入数が表示されているのは、こうしたイベントの特徴である。

 

 このディオラマベースに並べられたゾイドは、大部分が新シリーズ新製品であり、ブロックスが半数を占めていた。旧シリーズからの機体は、復刻されるアロザウラーとシュトルヒだけであった。特にブロックスと限定しない商品紹介でも、現行の店頭商品は、動かないゾイドの方が多くなってしまったことを改めて気付かされる展示であったといえる。

 なお、こうしたブロックスを交えた帝国と共和国の対峙の展示は、後半2日間、一般公開時の展示方法である。前半2日間業者招待日には、このディオラマベース上に、2003年の目玉となるセイスモサウルスと凱龍輝が展示されていた。

 

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