最新情報先取りステージ

 

 ホビーフェア恒例の新製品を紹介するステージ。この日の午前の回の「最新情報先取りステージ」は、いつものトモ子お姉さんをナビゲーターに、白衣をまとったコマンダーOの解説で行われた。

 このホビーフェアは、ブロックス発売後の初めてのイベントであったこともあり、ブロックスの説明にはかなりの時間が割かれた。この時点で発売済の4種のブロックスと、今後発売の4種のブロックスがそれぞれの画像に映し出され、各々のゾイドとしての設定上の特徴が解説された。

 ブロックスについては、それぞれのパーツの説明も詳しくなされていた。

 ブロックスは、大きく4つのカテゴリーに分けられたパーツで構成されている。

 アーマーパーツは、パーツ単体で、おおよそそのパーツの目的がなんであるかの判断がつき、完成後の形状の表現と、外装をになうパーツである。コクピットパーツであるとか、翼やカマなどのパーツがこれに含まれる。

 フレームパーツは、油圧シリンダーや動力パイプなど、棒状ないしパイプ状のイメージを起こさせる形状をしたパーツである。これらパーツの両端は、ドーナツ状のジョイントの受け穴が開けられている。商品としてのブロックスでは足の表現に用いられたり、カスタマイズ例では、武器パーツのための支柱に用いられている。

 ジョイントパーツは、ブロックスのパーツ同士をつなぐためのパーツである。ブロックスジョイントの大部分はメス側で構成されている。このため、パーツ同士をつなげるには、ジョイントのオス側の役割を果たすジョイントパーツが必要となる。このジョイントパーツには棒状タイプのモノと、何カ所かにオスジョイントを持ったプレートタイプのモノが存在する。棒状タイプのモノは、長さの異なる数種類が用意され、パーツ同士を密着させるほどの短さのモノから、パーツ同士を密着させず、適度な隙間を持たせることで、完成後のポージングを楽しめるような、長めのモノなど。中間で曲がっているもなどが存在する。ブロックスの他のブロックと異なる特徴の一端をになっているパーツである。

 ブロックパーツは、ブロックスの芯となる、四角いパーツであり、ブロックスの特徴となっているパーツである。立方体という形状、全てのジョイントがメス側のみというそれまでのブロックにない特徴を持っている。ブロックパーツは、さらに、ゾイドコアブロックとシステムブロックにわかれている。これは設定上の違いであり、おもちゃとしては、成形色の違いで表現されている。また、ブロックパーツは、陸ブロック、空ブロック、水ブロックの3つにわかれている。ブロックスは、ブロックパーツのソフト面を意識して作るのことも楽しみ方の一つといえる。つまり、陸上ゾイドを作るのであれば、ブロックパーツに空ブロックと水ブロックは使わないようにするのが、ブロックスのディープな遊び方かも知れない。

 引き続きコマンダーOからは、久々のB/OゾイドとなるゴジュラスGIGAの紹介がなされた。イベントの対象が小学生向けであったことから、どちらかというとソフト面の説明が多かったように感じた。ゴジュラスGIGAは、いわゆる武器(ミサイルであるとかビームであるとか)を持っていない、と解説され、牙であるとか爪であるとか、尻尾であるとか、体全体が武器である、と言った説明であった。旧シリーズからのファンにとっては、ひねったアプローチをしてきたとおもしろさを感じる解説であったが、武器のないゾイドは小学生にはどんな印象を与えたのか、気になるモノであった。

 いつになく真剣な顔のコマンダーO。当初の予定通りステージを行っているのか、前回のホビーフェア同様、急にドクターTからの提案でステージに登ることになったのか、とても真剣な顔つきで、ステージに立っていた。ドクターTが白衣でステージに立っていたのは、ゾイド開発者、研究者、のイメージであることを演出するのに役立っていた。しかし、コマンダーという言葉に白衣は似合いそうにない。コマンダーというのであるから、ゾイドのパイロットであるコマンダーOがこれから搭乗することになる新型ゾイドの解説をする、というい設定でのやりとりもおもしろいかったかもしれない。

 

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