ゴジュラスGIGA 

 

 おもちゃショーに引き続き、ホビーショーにもゴジュラスGIGAが展示されていた。

 

 ホビーショーに展示されたゴジュラスGIGAは、1体。尻尾を地面に引きずり、上体を持ち上げた、上体での展示であった。足には、歩行用のげたが噛まされていた。おもちゃショーでは、尻尾を引きずらない高速移動の形態での、歩行デモの展示があったのであるが、残念ながら、ここでの展示は、置いてあるだけの展示であった。

 

 展示してある機体は、おもちゃショーと同じモノ。おそらく、おもちゃショーの時には、歩行デモに使われていたと思われる機体である。

 頭のコクピットや口の大きさなど全体のバランスはゴジュラスを意識しながら、表面のモールドはブレードライガーをにも通ずる、空気の流れを意識したような装甲で覆われたものとなっている。

 

 白と青を基調としたカラーリングは、旧シリーズの共和国軍Mk-2部隊を思い起こさせるモノである。考えてみれば、旧Mk-2部隊において、ゴジュラスMk-2量産型だけは、Mk-2部隊の基本カラーリングとは異なる配色であった。そんなことの意識もあって、採用されたカラーリングであろうか。主に白いパーツは装甲として使われているようであり、青いパーツは内部構造として意識されているようであるが、必ずしも全ての部分において、完全に意識されているわけではないようである。また、駆動にかかわる部分には、黒鉄色が用いられている。ただし、成形色については、まだ未確定部分もあるとこのとなので、装甲と内部構造とをしっかりパーツを分割した上で、それぞれを意識した成形色の採用を望みたいところである。

 

 また、各所を見ると、このまま行けば、製品時には塗装済パーツとして採用されるのではないかと思われる配色もあった。後の塗装を考えると、塗装済部分は色を落としてからの塗装となるため、是非、塗装済パーツを避けるような配色とパーツの分割方法の採用を考えてもらいたいところでもある。

 

 ゴジュラスGIGAはこの秋の発売となるが、それまで通常ラインでの新製品はラインナップの予定はなく、ダークスパイナー以降やっと登場するB/Oゾイドである。価格も決まっていないようであるが、少々値が張っても、動くおもしろさ組み立てるおもしろさを知ることの出来る、よいものに仕上がることを期待したい。

 

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