ゾイド改造例

 

 トミーによりゾイドの改造が推奨される中。いくつかのゾイド改造例が、常設展示として、ブースの一角に集められていた。

 大部分は、コロコロコミックをはじめとする、小学館の雑誌で紹介済の改造例であり、ゾイドバトルカードゲームのカードになっている機体である。

ジェノシザーズ

ブルーの機体に、名前が示すとおりの、大きな二つの刃が特徴。コロコロコミック誌上では、一つに絞った改造例、として紹介されていた。

「クライマーウルウ」

山岳地帯専用のコマンドウルフ。脚まわりや塗装で、それっぽさが十分に演出されています。しかし、山岳地帯で行動するにあたり、あれだけ長い背中の砲身は、少々設定にそぐわなくもないような。AFVライクな作りは、模型としてのゾイドを楽しんでいることがうかがえる。

「ブラッディーデーモン」

旧シリーズの第2次中央大陸戦争の頃を描いたゾイド・バトルストーリーに登場しても違和感ないようなデスザウラーの改造例。ただし、塗装は今風のパールを用いた重ね塗りによって表現されている。

などなど。

 また、今回は、小学館以外の電撃ホビーマガジン誌上で紹介された改造例が持ち込まれるなど、ゾイドの改造が、幅広く行われていることをアピールする狙いがあるのではないかと思われる。

 

 

 インフォメーションで紹介のあった、トミーZOIDS公式ホームページ内で展開されるオリジナルストーリーの主役となる、ジェノブレイカーからの改造ゾイドも、改造例群の一番手前に並べられていた。

 この機体は、ジェノブレイカーにない装備を作ったところには、シルバーを塗装し、既存のパーツでは、ボディーと尻尾(尻尾はかなり長く継ぎ足してある)だけはシルバーに塗装されている。しかし、赤い部分は、成形色に墨入れしただけにとどめられている。つまり、改造と言っても、形を変える上での最小限の加工にとどめられている、という、小学生にも出来そうな改造を狙っての主役起用ともとれなくもない機体である。また、この機体には、背中にゼネバス帝国のマーキングがされていることに注目しておく必要があるであろう。

 

 

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