前線基地

 

 ゾイド復活前のゲームショーからおお馴染みになっている前線基地を模したディオラマベースは、ここでも健在。そのベースの上には、既に発売中の機体から、新型機までが並べられていた。

ジェノブレイカーの真下にあるプレートには、「予約受け付け中」の文字が掲げられ、このゾイドワールド期間中に発売される新製品であることがアピールされていた。

 ジェノブレイカーの後ろには、前身機のジェノザウラーが随伴。旧シリーズで有れば、バージョンが変わると同時に、旧型機はその役割を終えるのであるが、新旧両雄の平行販売は、バリエーションの平行販売の意味を持たせ、今後のゾイドの販売形態に、言い影響を与える可能性を願いたい風景である。

 画像を見てもらえばわかるとおり、ジェノブレイカーは透明アクリル台に載せられ、コードを伸ばしモーターライズされての展示であった。

 ジェノブレイカーのほかに、このベースの上では、デスザウラー、レッドホーン、ゴジュラスが、モーターライズされた展示方法になっていた。このモーターライズは、電源が入り放しの動きっぱなし、というモノではなく、一定時間おきに、動いたり止まったりを繰り返す動きであった。せっかく動くという特徴を紹介するために、一定時間置きに動いたり止まったりを繰り返させるので有れば、それぞれバラバラの動きではなく、1体ずつが交代で動くとか、帝国ゾイドと共和国ゾイドが交代で動くとか、何か動き方にも意味を持たせても良かったのではないかと思われる。

 だが、それ以上に、改造セットの販売が始まって、ゾイドの遊び方として、「改造」が加わるようになってから、ゾイドが動くおもちゃであることを忘れてしまうような展示方法がゾイドのイベントにおいても増えていることは否めない。このゾイドワールドでは、動いての展示があったことは、よしとしなければならないのかも知れない。

 トミーがゾイドを動くおもちゃとしてみているので有れば、やはりこうしたイベントで、動くという特徴を紹介するような展示方法を考える必要はあるのでは無かろうか。ディオラマと動くゾイドの組み合わせは、楽にできることではないが、せっかくこうした展示方法をしたので有れば、よりそれを昇華させるような展示方法を次のイベントに期待したい。

 

 これが最も前線基地らしい一コマか。でも、グスタフが軍用であればなおさら・・・・

 

 

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