バトルローバー |
機甲部隊高速戦闘型 |
Battlerover |
共和国 |
型式番号 |
R24-5 |
シリーズ |
24シリーズ |
タイプ |
<オルニトレステス型> |
発売 |
1988年3月〜1989年10月(?) |
全長 |
6m |
定価 |
1500円 |
全高 |
3.6 |
オペレーション |
Hiパワーユニット |
全幅 |
1.8 |
ライト点灯 |
- |
重量 |
2.4t |
使用電池 |
- |
最大速度 |
230km/h |
部品点数 |
38 |
乗員 |
1名 |
ゴムキャップ |
M(グレー)18個 |
搭載ビークル |
- |
主成形色 |
クリアブルー・グレー・ブラック |
主要目的 |
部隊援護・白兵戦・偵察 |
キャッチフレーズ |
高速偵察メカの切り札。 |
ギミック |
- |
||
その他 |
第4回ゾイドアイデアコンテスト大賞受賞作 |
装備
装備名 |
搭載数 |
特徴 |
バルカン砲 |
1 |
口の先端部分に装備 |
機関銃 |
1 |
正確にはパイロットの装備 |
電磁ハンド |
2 |
特徴
共和国軍の対デスザウラー作戦は、中央山脈を部隊に接近戦に入っていった。共和国軍は重撃型のメガトプロスを主力とし、高速型バトルローバー、水陸型ネプチューンで新機甲部隊を編成し戦いに備えていた。バトルローバーは高速型のオルニトレステス型で部隊の前衛、偵察、攻撃に活躍する。 |
掲載バトルストーリー
ゾイド歴2043年、デスザウラーの攻撃によりヘリック共和国首都はゼネバス皇帝の手に陥ちた。ヘリック共和国軍はトンネル作戦を敢行し、ウルトラザウルスを主力とする部隊は、いち早くゾイド大陸中央山脈(野生ゾイド生存域)への脱出に成功していた。ゼネバス皇帝は、ヘリック大統領追撃を命じゾイド中央山脈へデスザウラー大隊を進撃させた。ゾイド歴2045年、ゾイド大陸は新しい局面を向かえようとしていた。デスザウラー大隊の進撃は中央山脈にはばまれた。レドラー空偵隊、デスピオン特隊がスクランブル(緊急発進)した。レドラーのレーダーがキャッチし、デスピオン特隊が遭遇したのは共和国軍メガトプロス機甲部隊であった。メガトプロス機甲部隊は、主力のメガトプロス、高速型のバトルローバー、水陸両用のネプチューンで編成されていた。 |
モチーフのオルニトレステスは、特に目新しくもない2足歩行恐竜型である。しかし、24シリーズが批判を浴びる理由となっている一つのクリアブルーのボディーが、スマートなラインを築き、ゾイドの中でもっとも均整のとれた2足歩行恐竜になっているといえる。
共和国軍24シリーズの特徴はクリアブルーのボディーである。もともと、このボディーの採用は、メガトプロスで行われることが決定し、その延長線上として、バトルローバー、ネプチューンに用いられたと考えるべきであろう。当時、1/72の共和国軍ゾイドは、全てキャノピー式のコクピットであり、対する帝国軍は装甲コクピットを備えていた。つまり、この各軍の規格の統一から、メガトプロスのボディー成形とコックピットをかねたクリアブルーの部品の使用が考え出され、そのデザイン傾向を踏襲したのが、バトルローバー、ネプチューンと見るのが良いと思われる。
コクピットとボディー成形を同時にしてしまうというアイディアはとても斬新であることは否定できないし肯定すべきであろう。しかし、問題は改造の余地である。ゾイドには改造する楽しみがあった。しかし、クリア部品の改造というのはそう簡単にできるモノではない。下手にヤスリで削れば、そこは白濁し、向こう側が透けて見えなくなってしまう。また、クリアカラーを塗ろうとしても、もともとの濃い青を消せるわけではなく色を単に濁らせて終わりである。とにかく、部品が大きいのでここに改造を加えたいのであるが、簡単に改造できないのはゾイドとして致命的なマイナスポイントであると断定せざるを得ない。バトルローバーの登場時期は、既にゾイド・バトルストーリーも3冊目を数えるころであり、改造して遊ぶゾイドから、キャラクターおもちゃとしてのゾイドに変わってしまった頃でもある。つまり、売っているゾイドは、説明書通りに組み立ててできあがったパッケージのまま遊んで欲しい、というおもちゃに変わってしまった頃のゾイドである。それをふまえれば、改造の余地のないゾイドが出てきても不思議ではない頃であるかも知れない。なお、バトルローバーのこの問題は、後に一部改善されることになるが、時は既に遅かった。
バトルローバーはとりあえず目を持っている。設定的にはセンサーとなっているC-3の部品である目が、頭から首にかけてのクリアブルーの部品の内部にちゃんと入れられている。だが、残念なことに、このクリアブルーの色がかなり濃いために内部の様子がわかりにくい上、同じクリアブルーのパーツを使っているので目立ちにくく、一見目のないゾイドに見えて、その印象のままというのが大部分であろう。
脚のギミックは、ロードスキッパーの基本設計をそのまま持ってきている。ロードスキッパーは鳥類特有の逆関節でありバトルローバーは順関節であるが、そのギミックの主要箇所となる、ゴムキャップの止まっている部分を短絡的に直線で結んだときに構成される平行四辺形は同じ形を描いている。
その結果、見た目設定的な形は違っていても、ロードスキッパーと同じ動きが約束されているのである。搭載されているHiパワーユニットも同じであり、高速めの定速回転のため、動きはかなり速く見える。
24シリーズは、スケールを大きくして、フィギュアを使って、ユーザーが自分の世界を作って遊びやすくしようとしたのがねらいである。1/72ではできなかったプレイセットの提供が目的とされていたのである。フィギュアは、膝と肩の部分をのぞいて関節には一体型のボールジョイントを採用し、この大きさの割には自由に稼働する方のフィギュアであるといえる。しかし、作りそのものはそれほどいいわけではなく、ジョイントのボール部分にバリのあるまま組み上げられている場合もあり、ある方向には簡単に動きグラグラしてしまうが、ある方向には全然動かないで壊しそうな思いをすることがある。ゾイドシリーズという意味で考えれば、メインはゾイドなのであるから、限界のあるフィギュアでも十分かも知れない。しかし、プレイセットを意識したモノであれば、もう少し動かしやすいフィギュアでないと遊びにくくどうにもならない。
ただ、この24シリーズの心憎い作りは、必ずフィギュアが単体になった時の手持ち用の武器がセットされていることである。バトルローバーの場合は、シートの背に武器を装備させられる。これを手に持たせたると、
それなりの演出をすることができ、雰囲気を楽しむ、という面では十分なモノと思える。
(フィギュアの太股には穴があいているので、ここに武器を差し込むと、ホルスターにおさまっているように見える。出撃前の確認。電磁ハンドの稼動は戦闘を大きく左右する?)しかし、ユーザーの大部分は小学生であり、彼らが触って遊ぶには、心許ないフィギュアであったことは否めない。
24シリーズはゾイドシリーズとしてみた場合、どうしてもスケールの違いから、一定以上の評価を与えにくい。しかし、各々を単体で見た場合のコンセプトや構造は、ゾイドらしくまたトミーらしい作りがされており、スケールがあわないという理由だけで否定するのは、ナンセンスであると思うがいかがなモノか。
バトルローバー取扱説明書より転載