サイカーチス

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Saicurtis

帝国軍

型式番号

EMZ-23

シリーズ

重装甲スペシャル

タイプ

<ビートル型>

発売

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全長

11.9m

定価

-

全高

3.7m

オペレーション

ゼンマイ

全幅

11.2m

ライト点灯

-

重量

17.4t

使用電池

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最大速度

390km/h(飛行時)

部品点数

-

乗員

1名

ゴムキャップ

M(グレー)6個

搭載ビークル

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主成形色

レッドブラウン・メタリックグレー

主要目的

後方支援・偵察・対地攻撃

キャッチフレーズ

本物以上のリアルアクションが魅力

ギミック

羽の開閉と角の上下を可能にしたマルチアクションメカ。細かいディティールとリアルなアクションが魅力。

その他

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装備

装備名

搭載数

特徴

長射程ビーム砲

1

角の先端に装備

小口径加速ビーム砲

2

胴体両舷に装備

特徴

コックピット周辺は、防弾版がなく、とても最前線任務は無理で、主に後方から自走砲として味方の援護にあたった。その6本の足の安定した姿勢により高い命中性能を示した。

掲載バトルストーリー

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 私のイメージの中で、どこへ行っても売れ残っているという印象の強かったサイカーチスは、もしかしたら最も人気のないゾイドではないか、と思ったので、本当の魅力の無いゾイドなのか、考えてみようと思って、手を付けることにしました。

 サイカーチスを作るにあたって、何をどうするか、考え始めました。まずは、旧シリーズの頃から疑問に思っていたのは、頭部分と翼とで、色が異なる必要は無いのではないか? と言うことだったので、色は統一させる事を最初の前提としました。しかし、それ以上何をどうするかのアイディアが思いつかなかったので、とりあえず、パーツを整えるというと言うことをしながら、後の作業を考えようと、手を付け始めました。

 

 とにかく、長射程ビーム砲と足のパーティングラインを消すのが大変でした。特に足については、満足いく形になるにはおよそ1時間も作業しないとダメだとわかり、あと5本も同じさ行をしなければならないとわかったら、滅入ってしまいました。でも、仕方ないので、6時間かけて作業を終えました。

 結局6本の足は最後まで曲者でした。デカールは、手持ちの航空機モデルのモノを流用しています。足にデカールを貼るときも、同じデカールを6ずつそろえる必要があり、選ぶのが大変でした。画像では、デカールを貼ったことが、それほどよくはわからないんですが、実物はいい雰囲気出ています。

 サイカーチスは、ゼンマイの捲き軸から翼の開閉の動きを取り出しています。その翼の動きから、長射程ビーム砲(角)の動きを取り出しました。結果、

翼が閉じたときは、長射程ビーム砲は水平位置になります。

翼が開いたときに、長射程ビーム砲は仰角をつけます。

 長射程ビーム砲の上下は、やっぱり、当初は予定されていたのではないかと思います。もし、組立易さ優先して考えるので有れば、ボディーパーツに対して順番に重ねていくようにパーツ構成を考えた方が良いと思います。長射程ビーム砲と一体となっている頭部分を、わざわざスライド式の差し込むのは、ギミックの関係からの処置のように思うのです。

 翼をボディーにセットした後に、長射程ビーム砲と一体となっている頭を上から差し込むのが最も簡単な方法だとします。しかし、この方法では、翼の動きを長射程ビーム砲に伝える事が出来ません。仮に出来たとしても、動きを伝えるために複数のギミック部品が必要となるでしょう。

 今回改造してきたような、単純なギミックにするには、頭をスライド式に差し込むのは、とても有効な方法だったと思います。

 長射程ビーム砲のギミックが省かれたことと長射程ビーム砲とコクピットのを一体化も考えあわせる必要があると思います。サイカーチスのコクピットは、パイロットが落ちてしまわないように、またの部分で挟み込むようにしてホールドするジョイントが有ります。ここにパイロットを乗せようとして思わず力が入ってしまうとギミックを壊してしまう可能性があります。ギミックを省くにあたり、どっちが先に考慮されたのか、どっちにより重点ををおいての選択だったのか、そんなことを考えながらの作業はおもしろかったです。

 今回は、長射程ビーム砲の上下のギミックを追加しましたが、完成後、記録を作成しているうちに、もう一カ所動かしたい場所が出てきました。また、別の機会に挑戦してみたいと思います。

 

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