後日談

 

 自分なりにテーマを決めてかなりの時間をかけて完成させたストライクサーベルですが、完成タイミングに合わせて、JAF-CONの模型コンテストのゾイド部門にエントリーしました。

 実は、JAF-CONにエントリーしたのは、右の完成画像のストライクサーベルではありません。

 完成写真撮影後にトラブルがありました。塗装面を傷めてしまったのです。タッチアップで修復できそうにないトラブルだったので、仕方なく、全ての塗装を落として、再度塗装し直すというはめになりました。

 分解した各パーツをラッカー系の薄め液につけて全ての塗装を落とし、もう一度ゼロから塗装し直し。デカールを貼った部分が、なかなかきれいに色が落ちなかったり、エアブラシで吹いて使えるのではなかろうかと思えるほど薄め液が濃くなったりと、初めての経験をしました。

 塗装し直しで、何が大変だったかというと、デカールを集めることでした。ガトリング砲の6砲身や、脚4本など、同じモールドに同じデカールを用いると効果的なところには、出来るだけ同じデカールを貼るようにしています。しかし、もともと手持ちのデカールを流用しているので、それぞれのモールドに合わせた大きさになっていません。そのため、数がそろっても大きさが合わなかったり、大きさがあっても数がそろわなかったりと、思うように集まらないのです。既に一度完成させて、使いやすいモノは使いきってしまっているため、同じモノはないし、手持ちの残ったモノで効果的にと思うと、使えるデカールを選ぶだけで、かなり時間を費やしてしまいました。

 

 今回のこうしたトラブルで一つ教訓を得ました。

 このストライクサーベルには、組立時の表面の処理の際にラッカーパテを用いなくて良かったです。もし、この改造にラッカーパテを用いていたら、塗装を落とすときにパテまで全部落ちてしまったと思うんですけど、それが回避できたのは不幸中の幸いでした。ストライクサーベル以降の改造には、ラッカーパテを用いたのですが、この事態の発生を受けて、使用をやめました。そうしょっちゅう全塗装を落としてやり直し、何てことはないとは思いますが(実際、以降一度も全塗装やり直しという事態は起きていません)、万が一に備えて以降ラッカーパテは使っていません。

 ラッカーパテにもそれにあった特徴がありますから、使用をすすめないと言うつもりはありませんが、失敗談を何かの参考にしてもらえればと思います。

  

戻るback