尻尾を振って sexy tail
ゾイド復活後、ヘルディガンナーのゴムパイプに不都合があったとのことで、ユーザーはずいぶんと泣かされたそうです。そんな中、惑星政府にも、この対策を考案して欲しいとの要望もありました。
そんな要望も含めながら、ためしにヘルディガンナーを作ってみることにしました。しかし、惑星政府生産工場のやることです。単に要望に添うだけではなく、尻尾を左右に振るようなギミックを追加してみることにしました。
今回の改造の用いた部品 2mmのプラ棒 3mmのプラパイプ プラ板(厚さは任意) ウェーブ社の4mmスプリング 2セット 日曜大工に使う補強用金具(「(株)コニ・ビオラ」社のミニステー MS-33) 2mmのビスとナット 自遊自在の「カラス」(太さ2mm前後のカラー針金の黒) 蛍光ピンクのカラーテープ |
仮組み
とりあえず、まずは最後まで仮組みをしてみることにしました。
以前から噂で、ヘルディガンナーはとにかく組みづらいゾイドである、と聞いていたのでよけいに仮組みの必要性を感じていたわけです。
左右のボディーパーツを組んだところ、背中の後端がV字に切り込まれるようなことがわかりました。で、これはどうもイメージに合わないので、切り込みを入れて、左右からしっかりくっつくようにしました。
ヘルディガンナーを普通に組むと、背中の後端が、尻尾の銃座にぶつかりそうになります。ここにかろうじてV字の切り込みがあることでぶつかるのを防いでいるのです。詰まるところ、トミーとしてもこのV字の切り込みは不本意でありながらも、最も最短距離の修正方法として採用されモノであると思います。
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ヘル・ディガンナーの最も特徴的な背中のビーム砲のジョイント軸を少し短くしました。改造作業中に後で何度も分解することが予想されるので、適度な接合力を持ちながら分解しやすさも考慮しました。 ここ以外にも数カ所、分解しやすさを考えてジョイント軸を短くしたり、細くしたり調整をしました。
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そして仮組み終了。ここまでくるのに3時間半かかりました。確かに噂通りの組みづらいゾイドでした。
当初のゾイドの特徴として、一つずつの部品を一つずつのゴムキャップで止めながら組み立てていくという事があります。しかし、ヘルディガンナーは、特に足のギミックまわりが、一つの部品を止めるのに、他の部品をいくつか組み合わせて初めてホールドされるという構造になっているために組み上げづらくなっているように思います。部品点数を減らすには良い方法と思いますが、必要な部分は分割して、まだ組立易さを考慮する余地はあると思います。
尻尾の支え
ヘルディガンナーの尻尾は、後ろ足の軸部品に接合されているので、かろうじて上下に動くようになっています。しかし、今回は尻尾を左右に振らせるようにするので、水平方向の動きを確保しながら支えとなるようにしなければなりません。そこで用意したのが、日曜大工で組み立て家具を作るときに使う補強金具です。
左側が加工前、右が加工後です。短い方を5mmほど残して切り取ります。そして、2mmの穴を開けます。ここにビスを通します。
これをパワーユニットを取り囲むパーツの接合部品に2mmのビスで取り付けます。
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こんな感じになります。後ほど、この後ろ側の穴に軸を通して、ここを基点にっぽを左右に振らせるようにします。
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