後日談
ゴジュラス・ゴールキーパーが完成した後の最寄りの改造コンテストは、2001年6月の第14回次世代ワールドホビーフェア内のコンテストでした。そこで、本機を、2日目の2001/06/24の改造コンテストにエントリーしました。
本来のゴジュラス・ボールキーパーは、背中のガトリング砲を装備して完成します。しかし、会場までの輸送や、エントリー後のスタッフの取扱を考慮して、より安全な形態として、背中のガトリング砲を省いた形でエントリーしました。
会場では、大型ゾイドを並べるためであろう最下段に並べられました。並べられた後、早速その様子を見に行くと、
「やっぱり白より黒の方がかっこいいよな」
という、小学生の声が聞こえてきました。それなりのコンセプトがあって白いゴジュラスを作っているので、それなりの自信はあるのですが、メインターゲットとなる小学生には訴えかける機体ではない事を痛感しました。実際、その後ゴジュラス・ゴールキーパーの隣に並べられた大型改造ゾイドは、黒を基調にした機体が多かったです。
そうした逆境をはねのけ、本機は、「一般電動部門・準グランプリ」をいただくことができました。今回は、過去2回のホビーフェア会場内での改造コンテストと比較して、エントリー数が少なかったように思います。そんなこともあって、ライバルが少なかったこともあるかも知れません。
ドクターTからは、「改造と言うよりも、塗装での受賞、といったところですね」と講評をいただきました。今回の準グランプリの賞品は、コロコロコミック限定のベアファイターと学年誌限定のメタルライモスでした。メタルライモスの方は、おもちゃショーで入手し損ねていたので、とてもラッキーでした。
作品返却時に、更に細かい講評を個別にしてもらいました。やはり、航空機用デカールを多用した塗装でのインパクトがかなりあったようで、ドクターTからもその点の評価があり、当初からかなり高い点数をもらえたとのことでした。今回ゴジュラスということで、キャノピーから、コクピットが見えるので、そのコクピットにどの程度手を加えているかが、作品の評価につながった、とも言われました。ゴジュラス・ゴールキーパーは、コクピットは塗り分けとデカールでそれっぽさを出しているだけで、作り込みは行っていません。しかし、他の改造作品では、パイロットは塗装してあっても、コクピットを塗り分けている作品は少ない、との事でした。つまるところ、ゾイド改造コンテスト、といっても、ゾイドチームの審査では、かなり細かいところまで考慮して審査を行っていることがわかったと思います。次回入賞を狙っている方は、参考にして下さい。また、私自身も、航空機モデラーからしますと、足下にも及ばないコクピットの作りなので、機会があれば作り込みを覚えようと思います。
なお、今回のコンテストから、審査のポイントが参加者に知らされるようになりました。審査は、テクニック、アイデア、カラーリングの3つのポイントにそれぞれ20点満点、合計60点で評価されます。ゴジュラス・ゴールキーパーは、テクニック16/20、アイディア18/20、カラーリング20/20、合計54/60でした。過去にテクニック賞をとったことのある私としては、テクニックが16/20とは納得行かないのですが、後で機体を見ると何カ所か心当たりも・・・・・。次回の機体には、この評価を生かして、よりレベルアップしたいと思います。