ワイルドからメカ生体へ-13 

"wild" to "pre-hystericl monster-machines"-13 

 

 尻尾を仕上げていきます。

 尻尾の内部フレームは、可動部分やナイロン紐の通り道を作りながらジャンクパーツを貼って装飾します。

ほとんど見えなくなってしまうところですが、左右非対称を意識して装飾しています。

 装甲は、隙間から見えてしまうところにはジャンクパーツを貼って装飾しました。

 最後端部分は、航空機モデルの増槽を加工しています。

 装甲はゴムキャップが通るように、半円状に切り込みを入れています。つまるところ、内部フレームは、装甲にゴムキャップの為の切り込みを入れることを意識して、長さを決めています。

尻尾を組み上げます。

 後ろ側から組み立てていく手順にしています。特に中間の装甲は、内部フレームを貫通するような構造になっていますので、ゴムキャップをつけてしまうと後から通すことが出来ません。装甲と内部フレームを同時に組み立てなければなりません。メカ生体の尻尾は、ギミックにまつわる部分を完成させた後に装甲をはめ込む、という組立手順をとれるゾイドがあります。残念ながら、そこまで組立安さを考慮した尻尾にすることは出来ませんでした。如何にトミーの設計が優れているかを感じさせられました。

 装甲にゴムキャップが食い込んでいることでゾイドらしさが出ると良いのですが・・・・

実際に装備して動かしてみます。

尻尾が下がった状態。

 装甲部品が、後端に行くほど細くなるので、内部フレームだけの時よりもしなって見えます。

尻尾を持ち上げた状態。

 既存のギミック通り、ギルラプターの左足についている部品が尻尾部品を持ち上げます。するとナイロン紐に引っ張られて、2カ所の関節でそれぞれ上側に引っ張られます。新たに作った尻尾は、既存部品より長くなっていることと、上に向かってしなるようになりましたので、大きな動きになっています。

 無事歩行に支障無く尻尾が動くようになりました。ナイロン紐が見えてしまっているのは、ご愛敬。完成後にギミック部品が見えているのは、ゾイドでは珍しいことではないので、最初からナイロン紐を内部に隠すことは考慮しませんでした。

 

続く next

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