ワイルドからメカ生体へ-6 

"wild" to "pre-hystericl monster-machines"-6 

 

 ギルラプターの特徴である、ワイルドブラストギミックをいじります。

 以下のような図面を用意しました。

 図面にそって1mmのプラ板を切り出します。丸の中の「3」「4」は、「3mmの穴を開ける」「4mmの穴を開ける」場所です。

 これを裏返して、右側のギミック部品も同じ要領で作ります。結局は同じものを2つ作る事になります。

 右二つが、図の上段の部品で、既存の4mm軸にささる部品です。左二つが図の下段の部品です。

 ワイドブラストの肝となる部品。

 図面に従って、既存の4mm軸の中心から12mm離れた位置に3mmのプラ棒を立てます。既存の部品にはプラ棒を立てる場所がありませんでしたので、プラ板を足して場所を作り、そのうえで3mmのプラ棒を立てています。

 以下の図面に従ってハードポイントを持つ可動部品を4つ作ります。

 15×3mmの1mmのプラ板を台にして、10mm程の3mmのプラパイプを3本固定します。3mmのプラパイプは、現物あわせで長さを調整するつもりなので、正確な数字にしていません。

 ただし、作る際には、1mmのプラ板を15×3mmに切り出すのではなく、まずは一回り大きなおよそ17×5mmに切り出します。直径2mmの穴を中心どうしが12mm離れるようにして上下左右均等になる位置に開けます。目安としては、17×5mmのプラ板の任意の角から2.5×2.5mmの位置に穴の中心が来ます。2mmの穴を開けたら、2mmのプラ棒を貫通させるようにして接着します。2mmのプラ棒が確実に接着されたら、便宜上4カ所の2mmのジョイント軸が出来ることになりますが、このうち3カ所に内径2mm外径3mmのプラパイプを2mmのプラ棒に差し込み接着します。接着剤が乾燥したら、プラ板部分は、15×3mmになるように不要部分を削り、一本余分な2mmのジョイント軸は削り落とします。

 ゾイドのギミックに関わる軸には強度が必要です。真鍮線他、金属線を通すことで強度を確保するという方法もありますが、プラのみで強度を確保する加工手順を覚えておくと、金属加工に必要な道具をそろえる必要も無くなりますし、完成後の重量軽減にもなります。真鍮は金属の中では加工しやすい方ですが、かなりの重量があります。

 部品が4つ出来たので、仮組みしてみます。

 ハードポイントを4カ所設けます。このハードポイントは、常に機体に対して平行になります。つまり動いた時にも常に正面を向くような機構にします。目指すは可変ウェポンラックです。

 可動部品のプラパイプは、ゴムキャップの深さに合わせて削っています。

続く next

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