砲撃手 gun fighter 

 

 ゾイドシリーズの象徴的な位置にいるのはゴジュラス。当生産工場でも、過去に何度か改造を行ってきました。そのゴジュラスの名前を冠する新しいゴジュラスとしては、旧シリーズの時代にキングゴジュラスがありました。新シリーズにおいても、動きのおもしろさを追求した新しい時代のゴジュラスとして、ゴジュラスGIGAが登場しました。

 直立姿勢と前傾姿勢のモード変換、口の開閉首の振り回し、目の点灯、音声ユニットと歩行以外にもギミック満載の機体として登場してきたゴジュラスGIGA。当然、動くことがゾイドの魅力に感じている私には、早くから作ってみたいと思っていた機体です。

 ゴジュラスGIGAが登場して間もなくの頃の雑誌の作例に、背中に長距離キャノン砲を背負わせた改造例が掲載されていました。ゴジュラスGIGAの発売に少しずらして、ブロックスのバスターイーグルも発売され、ゴジュラスGIGAの武装と言う意味合いが持たされていました。要は、ゴジュラスGIGAにもゴジュラス同様長い砲身を持つキャノン砲を装備して遊んでもらうのがトミーの狙いなわけです。実際、長距離キャノン砲が装備可能なマウントも用意されていました。そうなってくると、ゴジュラスGIGAを作るとなると、長距離キャノン砲を装備して、更に何かを、という考えが浮かんできました。そうして思いついた構想は、実際に可能なのか、まずは、パーツを成形し、仮組みをして、ゴジュラスGIGAの構造をよく理解するところから始めます。

 

ゴジュラスGIGAの理解

 いきなりですが、ゴジュラスGIGAを組み上げました。しかし、構造の理解が目的なので、機能を再現するための最低のパーツのみで組み上げています。装飾用のゴムキャップが装備されていないのはその為です。

 

 この時点で、ゲート跡とパーティングラインの成形を済ませてあります。組み上げて、実際に動かしてみて、ゴジュラスGIGAの構造を理解します。

 変型もさせてみましたが、前傾姿勢の方があっているように思いました。

首と腕のバランス。首のギミックはしっかり理解しておかなければなりません。

尻尾の構造。

とりあえず、スタビライザーの可動範囲は小さくしたいと思います。あとはどうやって共和国ゾイドらしさを表現するか。

頭の装甲パーツと内部構造の振り分け。ゴジュラスGIGAは、装甲パーツで隠れて見えなくなってしまうところにもディティールが作られています。

足の構造。隙間から中が見えるということがわかりました。

 最終的な塗装の事も考えながら、どんな加工をするのか考えていきます。外から見える部分を確認し、どの肉抜き穴は埋めるべきかを判断します。

 そして今後の作業の順番を考えます。

 

続くnext

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