ダブルソーダ

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Doublesworder

共和国

型式番号

RMZ-30

シリーズ

重装甲スペシャル

タイプ

<昆虫型>

発売

-

全長

11.6m

定価

-

全高

3.96m

オペレーション

パワーユニット

全幅

9.72m

ライト点灯

-

重量

19.7t

使用電池

-

最大速度

415km/h(飛行時)

部品点数

-

乗員

2名

ゴムキャップ

M(8個)

搭載ビークル

-

主成形色

-

主要目的

空中戦・対地攻撃

キャッチフレーズ

大迫力のリアルアクションで敵を圧倒。

ギミック

角を左右に、銃を前後に動かしながら前進する。大きな羽とカナード翼を自動開閉。コクピットは複座式で2名搭乗可能。

その他

-

装備

装備名

搭載数

特徴

4連対空砲

1

 

対空ビーム砲

2

背中に装備

レーザー照準器

2

 

特徴

敵の空からの攻撃、特に低空からの侵入阻止には、絶対の自信を持っている。別名”空の掃除屋”と呼ばれている。


 

サイカーチスの改造に成功してから、そのライバル機として改造したいと思うようになってきたのがダブルソーダです。旧シリーズ時には、サイカーチスの発売の翌年に、シーパンツァーと同時に最後の重装甲スペシャルの一つとして発売されました。

 歩行ギミックは、サイカーチスとのそれと同じ、6本足であるモノの、4本の足のみが歩行に影響するという作りになっています。歩行以外の特徴的ギミックとしては、角の開閉。ギミック部品に直接つながっている4連装砲もが前後することも、メーカーとしてはギミック的特徴としてとらえています。

 今回ダブルソーダを改造するにあたり、やっぱり、翼の開閉は最低限必要な部分でした。それ以外に何か、とは考えたのですが、結局思いつきませんでした。

 翼を開閉させるにあたって、ギミック部品には苦労しました。ダブルソーダの翼を開閉させるにあたって、ヒンジ部分が胴体に対して水平ではなく斜めに取り付けられています。これを上手く力を伝えながら動かさねばならなかったため、ひたすらすりあわせを行いました。翼に取り付けた真鍮を削ったり、ギミック部品に取り付けたプラ板を削ったり、必要に応じて胴体の受け部分も削ったり、各個体によるところの大きいギミック方法を採ることになってしまいました。実は、このダブルソーダーは2体同時に改造を進めたのです。1体目ギミック改造が上手く言ったことを確認して、2体目にとりかかり、同じ方法を用いいたのですが、1体目と2体目では、動き方が異なるような仕上がりになってしまいました。その意味では、ゴジュラスのキャノン砲を上下させるギミックのように、同じ方法を採れば同じ動きが約束される、と言うギミック方法ではない、と言えるのです。苦労した割には、アイディア不足だったなと反省しております。

 塗装はオーソドックスな旧ダブルソーダに近づけました。特に塗り分けは行っていませんが、唯一、足の油圧シリンダー部分のみシルバーを塗装しました。あとはそれっぽいデカールを貼ってそれっぽくしてみたのですが、共和国ゾイドは平面が少ないので、部隊マークやナンバーを貼るのには工夫がいります。とりあえず空軍所属と言うことで「AIR FORCE」とは入れたのですが、わざわざ2段にしてまでマーキングすべきであったのか、アンバランスになってしまっています。

 コクピットは、それなりに工夫したつもりです。後席はレーダー手が座るとして、それっぽい計器デカールを選んで貼り付けたので、少しはイメージわくのではないかと思います。

 

 動きは、すべてカマの開閉に連動しています。

 

カマが閉じると翼が開きます。

 

 カマが開くと翼が閉じます。

この動きと同時に歩行してくれるのでなかなかおもしろい動きになってくれたと思います。

 しかし、何度も動かしているうちに問題点が発生しました。故障が生じた、と言うわけではなく、以前に改造したサイカーチスとの比較の問題です。以前改造したサイカーチスは、もともと翼の開閉ギミックを持っているところに角の上下を追加しました。今回ダブルソーダは、もともとカマの開閉ギミックを持っているところに翼の開閉を追加しました。結局この2つは、翼と頭部分に動きを持つゾイドになったのです。カマや角の動きと比較すると、翼の開閉はとても目立ちます。その為、この2体が並ぶと、ギミック的な差別化が感じられなくなってしまい、そのゾイド独特の動き、を感じることが出来なくなってしまったのです。その為、せっかく改造したのにかえってつまらない動きにしてしまった、と感じるようになってしまいました。この点、当時のトミーもわかっていたんでしょうね。だから、後発のダブルソーダには、翼を開閉させることが出来たとしても、あえて搭載しなかったのではないかと思うようになりました。

 今回の改造で、ゾイドのギミックを考えるにあたって、そのゾイド独特の動きにする、そのゾイドの設定的特徴部分を動かす、この2点がとても大事なことだと感じました。この2点を考慮して取捨選択が行われ、製品としてのゾイドになっているんでしょうね。

 

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