屋根シーサーの館 BACK

 瓦屋根の上にいるシーサーはモチ大工のお礼の品だそうです。古い家々を見てまわると、集落ごとにシーサーの表情や形に違いがあり、ついつい立ち止まって見入ってしまいます。このシーサー達はどんな災厄と闘っているのでしょうか?頑張れ屋根シーサー!
(現在38体収集!)
「魔除け」
 赤瓦家の上やコンクリート住宅の門柱公共施設の入り口などに鎮座しているシーサー。漢字を当てると「獅子」であり中国の獅子像を模して琉球の時代から作られ始めた魔除けである。

「屋根にいるワケ」
 沖縄の瓦は台風で飛ばないように漆喰で固めるが、その漆喰を扱うモチ大工が雇ってくれたお礼にと、漆喰と瓦で作った魔除けのシーサーを屋根の上にのせたことが始まりらしい。
自分の葺いた屋根が、この家を襲おうとする災厄を跳ねのけますようにという思いが伝わってくる。