pu-koちゃんの海外初渡航!!「リヨン」日記  

 その一


    1999.12.1*.10.10関空発(KLオランダ航空)で出国:
  前々日、関空宛に送っておいたスーツケース1個を受け取り、次女と二人旅へ、いざ、GO!!
  出入国カードで、航空機の便名の書き方が乗り継ぎ便も書くのかどうか、わからなくて、
 サービスカウンターで聞いたら、
 「心配なら両方書きなさい。でも今日は多いからはやくチェックカウンターに並んだ方が良いよ」
 で、急いで並んだら、そこはビジネスクラス用^_^;)))あわてて横のエコノミーの蛇列の後尾へ。
  あこがれ??のセキュリティーチェックも赤外線を通る手荷物を眺めている間に終わってしまっていたらしく、
ええっ!!なんや〜終わったのぉ??拍子抜け〜!!でした。(笑)

 窓際の3人席の隣の若い女の子はアムステルダム経由でフィンランドの友人のところへ行くとのこと。
 11時間+αで雨のアムステルダム着。
 乗り継ぎ便のゲートの場所をまず探す。
 その途中の通路でパスポートを見せて、またまた憧れの!!はんこを押してもらったが、
どうもそれが入国審査?だったようです。

 搭乗ゲートが搭乗券に書いてある場所と違っていて、他のゲートを書いて教えてもらい、
便が遅れてまたゲートが変更になりましたが、
すぐ隣ゲートだったので、わかりました。
一応、ある程度、英会話力のある次女がいたのであわてなかったけど、
私一人だと搭乗券見せてウロウロあたふたでしょうねぇ・・・・^_^;;
 日が短い時期で天候もいまいちなので、夕暮れは早く、
リヨンに降り立つ頃は夕闇の中に灯りがキラキラ・・・・
パイロットがとってもスムーズに下りてくれたので
美しさだけに見とれていた私です。(笑)

 結局リヨンでもプリーパスでパスポートも見せなければ、入国カードを提出するところもなく?
(わからないまま通過?)
スーツケースのターンテーブルに来てしまい、
無事荷物を見つけて出口(SORTIE=ソフティ)にスル〜〜リ・・・・
待合室には留学中(かな?)の長女が迎えに来て
くれていました。
 喜びの対面?後、KLは、リコンファーム(帰国便再確認)はいらないと、書いてあったけど、心配なので、
KLカウンターに行き、念のため、長女にしてもらう。

 さぁ、いよいよ、おフランス、リヨン探訪へ!!
 
 空港発ペラーシュ駅行きのバスに乗る(バスには下部にスーツケース置き場がある)
 初めてのおフランス語「Bonsoir(ボンソワ=こんばんは)」って声を出して、
運転手に切符を切ってもらう。
 全員、ボンソワ!!っていう。日本のように黙って渡さないです。
 娘に「お母さん、もじもじせず言うからえらいわ!」ってほめてもらったけど、
失礼になってはいけないと、恥ずかしくも
必死なのです>おばさんは!!
                      

 左の写真は、娘のアパート横のケバブ屋さん。
 通りの向かいから私がカメラをむけると、
おなじ顔をした2人が手真似で「写真撮って」って合図するの。
えらく気さくな人たちやナアってパチリ。
 この写真は店に入って焼いてもらっているとき
(ケバブ=トルコの言葉で焼くって意味だそうです)
 「もうなんにも作りたくないって日にときどき寄る」ってその店に入り、
私たちも早速そのトルコパン料理を注文。
 遠赤外線で豚肉を焼き、薄く削り取ってパンの間にレタスと共に挟み、
ちょっとピリッとするソースをかけて頂きます。
(25F) *1F=約18円
 お腹空いてないのに食べたけど、マクドより遥かに美味しい!!
   (パンはライ麦パンに近い味)

荷物をおいて早速ライトアップの近くの公園へ クリスマス前後だけ出ている出店が色々 思わず手にした
たくさんクリスマスイルミネーション撮ったけど・・・暗いわ チョコ、飴、時計、クリスマス商品、等々 最初の買い物

ベルクール広場のライトアップ、
そのまわりを取り囲む18世紀の証券取引所とかの建物のライトアップが
穏やかな日光色で程良い量光でやっぱりアートの國だなぁ・・・・・・って納得。

 2日目は持っていった傘が早速役立つ、結構なシトシト日でカメラはあきらめ、
メトロ(地下鉄)に乗ってパール・デューへ。
 そこは新市街でショッピングセンターが集まっていて、大きなスーパーや映画館、レストランがある。
 まずはカフェ?のパン屋で朝食。
 フランスはパンが確かに美味しい。
 チョコホットの飲み物付きで3人で596.80F(安くはない!)
たくさんの中から好きなサラダをトッピングできる。(やれやれ、野菜が食べれるぞ)
 公衆トイレが1For2Fいるので、店のトイレへ・・・・・・・
ところが食べ物の店なのに手洗いの水が壊れていて出ない。おしぼりも出ない。
 (ウエットティッシュはトランクに入れたままだぁ・・・・)
諦めて、タオルでごしごし拭いて紙に包んで食べる。
 さてさてお次は、スーパーに向かい、次女が悪友たちにたのまれた土産品をまとめ買いする。
 土曜とあって、(日曜はお休み)買い物客で満員のスーパー・・・・・
大きな買い物カートに肉のかたまり、ドリンク類
果物等が山のように押し込まれている人々
を眺めるも楽しい。
 私はココで長女お薦めの歯ブラシ
(柄の部分がちょっと柔らかく曲がる、段になった細かいブラシ部分は硬め)や
ポンプ式練り歯磨き&チョコや可愛いバースデーカードを購入。
 一旦荷物を置きに帰り、
今度はプレスキル(半島)地区の小さなブティックがたくさん並んだところへ。
 古着屋や若者たちの店に、むすめたちがどんどん入っていくのについてまわるだけ・・・・・
雨が冷たい・・・・・・・
 
 翌日。娘の部屋で
まずはカプチーノで身体を暖め、
ソーヌ川沿いの
日曜創作朝市へ
 ・・・・・・・・・
 川を挟んだ東側では
それぞれ
自分のところで産んで育てた
いろいろな犬やネコを
売市が開いている。
 とにかく、大きなタイプの犬を
連れた人が多い町だ・・・・
そこを眺めながら進む。
 とっても可愛い
やさしそうな目をした
ペルシャネコに惹かれるが、
娘に「写真は撮るな」と、くぎを差される。
 いよいよ赤い橋を渡って創作市へ・・・・
(写真:赤い橋の奧にテントが並んでいるでしょ!)
 画家や職人たちがそれぞれの作品を出している市。
 橋を渡り、いきなり目に入るフクロウの絵。
なんだかいかにもヨーロッパぽい?絵図。
よく見るとまあるい石に極細のペンで細かいタッチで描かれている。
石の裏にはローヌ川の石と書いてある。
プレゼント用に購入。
石に細工した置物や時計・・・・・
そして何といってもリヨンといえば「ギニョール人形!」
18世紀末から始まった庶民の楽しみ=人形劇=
指人形に託された想いの顔。
ワインに酔った赤ら顔人形、赤いほっぺのおばさん人形、憲兵、、、、等々
 他の店でも買えるだろうと、
何故かまず買ったのはネコ顔(ネズミかも?)人形。
 次に目に入ったのが、シルク地を重ね合わせて作った風景画や人物像。
 とってもステキで、額縁の色目や風合いがシックで
なかなか日本にはないので惹かれたのですが、
結構お高いので悩んでいるうち、はぐれちゃいそうになるし、
う〜〜〜ん。今でも心残りの品です。^_^;)))
 そこから今度はサン・ジャン広場まで歩き、ケーブルに5分乗って、
もっとも有名な観光名所「フルヴィエールの丘」へ。

    ☆右の写真は丘の上の見晴らし台からの
リヨンの町の眺めの一部
  雨上がりで薄もやがかかっていましたが、
おとぎの國みたい(笑)でした
☆半円柱のドームみたいなのはオペラ座です

 また丘の上には、
 フルヴィエール寺院(1852年建立)という
世界教会の1つといわれる、大きな大聖堂があり、
白亜の高い屋根?の上に天使が立ってリヨンの町を
見ています。
 内部は驚くほどきらびやかに装飾されて、
聖書の教えの数々の章が大理石か細かいタイルの上に
絵になって(モザイク画)現されています。
 ものすごく高い天井もキリストやマリアが描かれていますが、
キリスト教に疎い私は
ただただその派手さ、精密さと
沢山の信者のここまでの思い入れに唖然とするばかり・・・・・・・
 ステンドグラスも多く採用されていました。
 ☆簡単リヨンの歴史: 
 ソーヌ川を望むこの丘の上にシーザー元副官であった「ムナティウス・プランキュス」が
紀元前43年頃にここに町を築いた。
今も丘の上には古代の劇場跡やシベール寺院跡や発掘品が残っている。
 このローマ文化の後、フランス中世期、ルネサンス期、フランス革命を経、金融業や絹織物業の
盛衰を繰り返しながら、現在は工業都市ともいわれ、グルメの町ともいわれ、
カトリック教徒の多い信仰の厚い町ともいわれている。
しかし現在でも、シルクの品質の高さは世界一といわれ、手織工のアトリエが10軒ほど残っている。


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