閑 話…V  

その6話鏡と貌

顔と貌の話。
娘と夫に「もし私が死んだら外の誰にも
顔を見せないで焼いてね。骨はあまり持って帰らず
自然界の肥料にしてよ」
1年に1回はこの台詞はいているかなぁ。(^^;)

天から?親からの 授かりもの。
そんなわたしの××「顔」
方や「貌」は
生きてきた年月、その固有の喜怒哀楽の中で
自分が創った仮面。
私はそう思っている。
しかし 顔と貌の狭間で 私にあるのは
いつまでたっても 自信なげで泣き出しそうな 面。

私が好きな作家「辺見庸」が、ある本の中で、
[抵抗する気力もなく流されている人は
一度真剣に鏡で自分の貌を見て、なんなら自画像を描きなさい]
みたいなことを書いていた。

うっ、痛いこというなあ…
でもやっぱり鏡は 苦手。(-_-;)

たるんできた皮膚で顔はますます大きく、
目は小さくなって…
ということで、自画像に挑戦する前に
まずは真剣に素顔作りをしてみることに。
(なんのこっちゃ〜)

作ることは楽しい!癒しでもあります。

1.ハーブ化粧水作り

材料: 
無水エタノール5ml/グリセリン15ml
精製水80ml/はちみつ5ml
精油(ゼラニューム1滴・ローマンカモミール1滴ネロリ1滴)
作り方:
まず、遮光瓶に無水エタノールを入れ
そこにエッセンシャルオイルを入れよく振って混ぜる。
混ざったらグリセリン、精製水を入れ混ぜ、さらに蜂蜜を入れよく振る。
私はここにさらに ヒアルロン酸(保湿効果大)を5mlほど入れる
(肌に↑含まれている成分の1つ)
これらを調合した瓶に名前と日付入りのラベルを貼って冷蔵庫保管。
1ヶ月を目途に使い切る。


2.生薬入り化粧水作り

◇まずは生薬エキス作り
(2週間〜1ヶ月、冷蔵庫でねかせ、その後、漉す)
@ユキノシタエキス(美白、抗しわ、くすみ防止)
Aシャクヤクエキス(保湿、皮脂制御、抗酸化、アトピー)
@生薬ユキノシタ10g 
A生薬シャクヤク10g
※乾燥肌の人はシャクヤクでなくトウキを使ってみて下さい。
ユキノシタ10gをすり鉢で粉状に近くなるまでする
(コーヒーミルで砕いてもよい)
ガラス瓶に この粉を入れ、
そこに精製水90mlと無水エタノール30mlを混ぜたものを入れ
よく振って蓋をする。
名前と日付を忘れず貼り付けて、冷蔵庫へ。
1週間ほどは日に2〜3回瓶を振ってエキスが出やすくする。

シャクヤクエキスも同じように作る。
2〜3週間して、

出来上がったエキスをコーヒーフィルター等で漉し
遮光瓶に移す。
これをそれぞれ少量ずつ混合し、精製水を少し足したり、
グリセリン又はアーモンドオイル、ヒアルロン酸等を入れ
自分にあった化粧水を(工夫が何より楽しい)
試し作りしてみる。
今使っている化粧水に足してみてもいいかも。
この場合、雑菌が入らないようにするため
使う毎に足してみてね。



3.パック作り

毛穴の汚れをとり、栄養を与え保湿する効果

材料:
カオリン(粘土)/
芳香蒸留水(ローズ、ネロリ、ローマンカモミール等どれでもよい)
精油(ローズ、パルマローザ、ローマンカモミール等)
ホホバ油(キャリアオイル)

作り方:
お顔1回分…カオリン大さじ2に芳香蒸留水大さじ3ほどを加え、
かき混ぜず、自然吸収されるのを待ち
耳たぶよりやや柔らかめにする。
(中途でカオリンと蒸留水の量をほどよく調整する)
ラップをして一晩置く。
(蓋のある容器=広口が使いやすい)でもよい。
これに精油1滴とホホバ油小さじ1を入れよく混ぜ出来上がり。

作ったパックは冷蔵庫で1週間保存可。
使用感: もう、最高〜ですよ〜。(^_^)v
有名化粧品会社の高級パックも使ったことがあるけど
それより いいわ〜。
パックは塗って10分後くらいに洗い流す。
洗い流すときの感触も無理がなく優しい感じ。
週2〜3回使用がお奨め。
これでもまだ潤いの欲しい場合は
化粧水のあと、ホホバ油を少し塗り、顔に しばらくラップをする。

気になるお値段
▽無水エタノール500ml=千円+α(だいぶ前に買ったので忘れてます)
▽グリセリン300円▽精製水200円
精油(各2000円〜3500円位) ※ネロリは高い!5mlで15000円
生薬ユキノシタ500g 3800円
※10g分けはしてもらえなかった。只今冷蔵庫保管中。
(作ってみたい人、ただでおわけしますよ)
生薬シャクヤク10g これは漢方薬局でサービスでもらった。 
芳香蒸留水100ml (各2300〜2500円)
ホホバ油100ml 6000円
カオリン(粘土)500g 3200円
ヒアルロン酸ナトリウム1%水溶液(40g)1000円


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