その5話ー2(振り袖)へ
 閑 話…U  

その5話古い着物

想い出と一緒に大切にタンスの奥に隠すようにしまわれていた
母の着物が 思いがけず私の手元にやってきた。

ことの発端は 母が軽い狭心症の発作を起こし、気弱になったことと
たまたま娘が卒業高校のE館(遠距離通学者の多い私学)で
有志主催の成人式をしてくれるから振り袖を着たいと言ったこと。
でも小柄な娘。合うレンタル品が少なくていいのがみつからなかったらしい。
たまたま母にこの「チビ悩み」を話した時、
「もうどうなってるか、わからんけど、わたしのがあるよ」
古着大好き!個性派のおしゃれ娘は
「それでええわ!ええわ!着る着るーー。」
というわけで、60数年前の振り袖がよみがえることになりました。
いそいそと車で受け取りに行ったら、
「あんたもそろそろ着るやろ」と私にも何枚か出してくれた。
着物だけじゃなく、母の思い、昭和初期の波動が
付いてきたようで ちょっぴり重たい気もあるが、
そのまんま着て、生かしたい思いも強い。
ムムぅ…果たして着こなせるかなーー。
                      '2.10.26記

その中の一枚

5話ー2 古い着物(振り袖)

またまた華やか振り袖話Uです。^^;
はたして62年前の振り袖を娘が着こなせるか、
不安もあったので、
近くで行われた、「成人式・振り袖写真前撮り会」なるものに
参加してきた。
(写真屋さんが撮る商用写真なので奮発の痛い額を支払った)(-_-;)
下の写真は私が撮してきたものです)
半襟は黒地に刺繍を施したものをつけ、
重ね襟と帯揚げは赤系色、帯締めは着物の色に近いものを選びましたがどうでしょうか。
着物と帯はもちろん母のもの。帯はほんとに重い。
袖丈も小柄な娘でぎりぎりの長さですが、
新しい振り袖のお嬢様方の中に混じって
個性的、ちょっと二十に見えない可愛い雰囲気で
まずはほぉ〜〜っ。(オヤバカモード)(-_-)(*^_^*)  11.09記


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