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□アストラカブリオ4

 2003年3月中旬,担当営業さんから連絡があって4月中に船便で入ってくるとのことでした。3月末発売だった新潮社ENGINEの5月号はオープンカー特集で,アストラカブリオがゴルフカブリオレの比較記事で登場していました。2003年モデルの価格は344万なのに,339万と2002年モデルの価格と間違えていたのはご愛敬でしょうか。しかも誌面に出ているのはレギュラーモデルじゃなくてカラーオーダーモデルで,通常カラーではないレッド外装・ベージュ内装でした。見込み発注分は既に入ってきていたということです。

 3月末に最終的な発注書を作るためにディーラーに赴きました。そこで担当営業さんの交代を告げられました。ヤナセがBMWの正規ディーラーになるのにあたって,応援要員として行くということでした。新任者も前任者も特に問題は無かったので,これからのつきあいをお願いしました。

 BMWでは,PanasonicのCDナビをつけていました。走り慣れている道であっても,VICS経由で表示される渋滞情報は有用でしたし,目的地への到着予定時刻を確認することも便利です。今度は,PanasonicのHDDナビでオンダッシュタイプのHDX300を考えていました。しかし,オンダッシュタイプだと視界を遮りますし,車上狙いに遭う危険が増すように思われたので,インダッシュナビが良いと考えていました。

 インダッシュナビを取り付けるには,1DIN分のスペースを確保しなければなりません。これが難題です。センターコンソールには,上からマルチインフォメーションディスプレイ,エアコン吹き出し口とハザード,ナカミチMD,エアコンパネル,幌操作ボタン・小物入れ・窓一斉開閉ボタン,シガープラグ・灰皿という順番に配置がされています。カブリオと同様にベルトーネで生産されていたクーペは,幌操作ボタン・小物入れ・窓一斉開閉ボタンの部分にナカミチのCDチェンジャーがはまっていました。

 新しい担当営業さんから,インダッシュナビの設置についてアイデアをもらいました。スイッチをATスノーボタンの前部とシートヒーター調節ダイアルの間に移設し,小物入れを取り外したスペースにナカミチMDを下ろし,元のナカミチMDのスペースにインダッシュナビを設置するという案です。スイッチの移設場所についてはアイデアが無かったので,うれしい提案でした。そしてタイミング良く,PanasonicからはHDX300の派生モデルとして,HDD内蔵のインダッシュナビHDX730が発表されたのでした。

 4月上旬は,年度末仕事を引きずりながらも印鑑証明を取得したり,登録書類の準備に時間を使いました。車庫証明のために,公団子会社に使用承認書をもらいに行ったりもしました。4月18日,JAで自賠責共済の証書を取得してからディーラーに届け,初めてファーングリーンに対面しました。納車前整備中だったカブリオのファーングリーンは,先代アストラやオメガに使われているグリーンとは違う色でした。あれよりも暗く落ち着いた色合いで良い感じです。相方も一緒に見たのですが,落ち着いた色合いに満足していました。

 4月24日が納車日でした。この日は,14時に車検証のコピーをFAXで受け取り,15時ぎりぎりにJAに自動車共済の車両入れ替え異動処理をしてもらい,その足でディーラーまで向かうという忙しなさでした。合間に仕事を片づけながら,夜の会議のためにこの日はディーラーから自宅車庫までのドライブでした。それでも早速オープンにしてドライブし,気持ちの良い風を感じることができました。走行距離1000Kmまでは4000回転以上は回さないように慣らしをやりました。

 なお,BMW318iは10年目ということもあり,ピカピカでも6万,市中の買取屋に見積もりとっても3万くらいにしかなりませんでした。ヤナセの方で形ばかりの下取り3万で引き取ってくれるということで,処分をお願いしました。

(つづく)


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