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2002/01/28

牌姿

2巡目に東を一鳴き。状況は下記のとおり。

東2局 2巡目 ドラ中
東家 A 31500点
南家 B 31000点
西家 僕 24500点
北家 C 21000点

東家・南家に7000点ほど離されている。その状況で、序盤から全力で1000点の仕掛け。阿呆ですかぼくは。ここで1000点を加点して離れた3着のまま後半戦をむかえてどうするんだ。なぜこんな仕掛けを選んだのかというと、ぶっちゃけ、意図もなにもない。東が打たれ、ラグがかかり「ポン」の表示が出たから反射的に鳴いただけ。たんなるうっかりミス。

鳴きの判断は、相手の捨て牌・仕掛け・挙動の変化に反応して反射的に鳴くか鳴かないかを決めることがある。しかし、序盤に一鳴きで仕掛けるかどうかくらいは決めておかないと、初歩的なミスを誘発することになる。とりわけぼくみたいな粗忽者は、逐一どうするのかあらかじめ心の中で確認しておいたほうがいい。ちなみにこの仕掛けは狙い通り?1000点でアガり切って、堂々3着のままこの試合を終えました。嗚呼。

東風荘 【 累計 】
京の黒猫 試合数:1002 Rate:1892.93 待合室
JongPlugged 【 月別 】
京の黒猫 試合数:28 / 1位:7 / 2位:6 / 3位:9 / 4位:6 / 平均点:24564

2002/01/25

東風荘で本格的に打ち始めてちょうど一年。区切りの1000試合目をむかえた(ほとんど第一の東風戦)。本来ならこの時点でRはゆうに2000を超え、「黒猫さんすごーい!」「アタシにも麻雀教えてね!」などと婦女子に寵愛を受け、ネット麻雀で彼女ゲットか、おめでてーな。なんてことになっているはずだったのに、現在青色吐息の超ラン負け組で、日々痛い麻雀日記を書いてるとは何事だ。

すでに超ランで500試合近くこなしながら、R1800台で平均順位は2.52。なんですかこれ?あのね、1800台なんて2000超の御方からするとうっとおしいハエなわけですよ。「ち、低Rのカス野郎かよ。せいぜい場だけは荒らすんじゃねーぞ。ゲラゲラ」と蔑まれ、上ラン上位の連中からは「超ランの下位は全然大した事ない。対戦相手が高Rだから超落ちしないだけ。上ランでR1800あるほうがよっぽどましだぜ。ゲラゲラ」とか嘲笑されるんです。

こういう壁に突き当たった時、打ち方を見つめ直して実力を上げるか、ふてくされてただ漫然と負け犬根性だけを身体に染み込ませていくのか、しがないネット雀士はその岐路に立つ。どちらのタイプか自身でもまだ判断がつかないが、さらに1000試合重ねた先あたりに結果が見えていると思う。......んー、しかし長い道のりだなあ。正直やってらんない。

東風荘 【 累計 】
京の黒猫 試合数:1000 Rate:1896.43 待合室
JongPlugged 【 月別 】
京の黒猫 試合数:28 / 1位:7 / 2位:6 / 3位:9 / 4位:6 / 平均点:24564

2002/01/21

東1局、対面の出親がいきなり3巡目・4巡目と続けて南ポン・1ピンポンと仕掛けてきた。親に歯向かう手でもないので、後付けを警戒して役牌をしぼりながら無理目の三色をねらう。そこにすかさず上家が東を強打するも親は無反応。直後に5ピンを引いてくる。

それがこの場面

東を合わせ打っておけばよかったのだが、あぶらっこい牌を1巡でも手牌に置くのが嫌だったので5ピンにポインタを合わせる。役牌とドラあたりを押さえておけばまだ大丈夫だろうと楽観もしていた。しかし、5ピンを切った結果はこうだった。

牌姿

トイトイドラ3。12000点の放銃である。正直、「え?!」という放縦だった。東を合わせ打たなかった自分が悪いんだけど、やっぱり次巡あたりに放縦してそうだ。それにしても、親の仕掛けが入る前に7ピン・3ピンと切っているあたり、元々アガリに消極的だったのがいけない。なんで字牌を処理しなかったんだろう。すごい卑屈な打ち方してるなあ。字牌をため込んで、自らなにも切れない状態にしてる。そのあげくに放銃じゃあまりにみっともない。ストレートに手を進めていれば5ピンも手の内で使えていた。こんなんじゃ上ランに陥落しそう。いやーん。

東風荘 【 累計 】
京の黒猫 試合数:994 Rate:1890.82 待合室
JongPlugged 【 月別 】
京の黒猫 試合数:28 / 1位:7 / 2位:6 / 3位:9 / 4位:6 / 平均点:24564

2002/01/19

牌姿

2着目でむかえた東4局オーラス(ドラ3マン)。トップとは11300点差。3着目(親)とは5300点差。トップを狙うか2着キープでよしとするか、なんとも微妙なところにこの配牌。この手の配牌は手役をいつもより強く意識しないと役なしテンパイが関の山。役牌・トイツ手・ジュンチャンあたりか。んで、第一ツモに8ソウをツモって打4ピン(別に打4ピンでいいよね?)。そのあと、場とツモに合わせながら手を進める。

牌姿

けっきょく最終形はトイトイ。ん〜、ツモってもマクれずか。出れば即ロンで2着キープだなあ、とか考えてたらあっさり3着目の人にマクられて、最近つづいている3着地獄から相変わらず抜け出せないのです。

東風荘 【 累計 】
京の黒猫 試合数:993 Rate:1896.66 待合室
JongPlugged 【 月別 】
京の黒猫 試合数:23 / 1位:7 / 2位:5 / 3位:5 / 4位:6 / 平均点:25830

2002/01/17

黒猫はこたつの中でまるくなっておりました。

「おや、黒猫さん。こんなところで油売ってたんですか」
豆柴がいぶかしげにこたつの中を覗きこんでそう言いました。
「ああ、豆柴くんか。しばし待っておくれ。いま起きるよ」
黒猫はけだるそうに身体をおこし大きく伸びをしました。
「黒猫さん、今夜は三毛猫さん達と麻雀なさらないのですか?」
「とんでもない。おまえあれは麻薬と同じだよ。下手をすると人生を台無しにしちまう代物さ」
「麻薬?あれはそんなに恐ろしいものなんですか」
「そうさ。牌に魅入られた者は理性を奪われ、偏見に満ちあふれた妄想をふきこまれ狂人と化す恐ろしい遊戯だよ」
「黒猫さんはとても狂人には見えませんが」
「卓上に巣食う悪霊にとり憑かれる前に逃げ出したのさ。悪霊どもに見つかるとまためんどうだから、こうやって隠れていたんだよ」
「へえ、そりゃまた難儀なことですね。これから一体どうなさるんです?」
「そうだな。冬が終わる頃までここでひっそりと過ごすとするよ」
「それで悪霊から逃げおおせそうですか」
「どうだかね。そう簡単でないことだけは確かだよ」

そう言うと黒猫はためいきをつきながらこたつの中に再びもぐっていきました。

東風荘 【 累計 】
京の黒猫 試合数:992 Rate:1898.29 待合室
JongPlugged 【 2001年12月 】
京の黒猫 試合数:31 / 1位:8 / 2位:10 / 3位:7 / 4位:6 / 平均点:28680

2002/01/08

勤務中に署内で麻雀大会 秋田県警
http://www.mainichi.co.jp/news/flash/shakai/20020109k...

秋田県警角館署の荒川署長ら20人が仕事納めの先月28日、勤務中に署内でマージャン大会を開いていたことが分かった。28日午後2時半から約3時間、同署3階の道場で5卓を囲んだ。優勝者から5位までに、警察官OBが差し入れたビール券5〜2枚を配ったという。荒川署長が7日になって、「こういう時世に好ましくなかった」と、県警に自主申告したという。

勤務時間に一年の労をねぎらい和気あいあいと麻雀ですか。とっても雰囲気の良さそうな職場ですね。ただ、自分で麻雀大会を発案しておきながら、「不謹慎だった」と反省して、自ら申告して降格処分を受けた署長さん。真面目なんだか不真面目なんだか。


2002/01/06

元旦は小雨模様。その日、ぼくは昼すぎから近所の友人宅で一家総出のもてなしを受け、ごちそうに舌鼓をうっていた。重箱を彩る様々なおせち料理、肉に魚にデザート、ビールにワイン。日が暮れてもなお友人たちの近況に耳を傾けながら食べ続け、飲み続けた。夜が深まり一段落すると、皆でトランプゲームや麻雀に興じる。ここは麻雀日記なので麻雀に絞って、結果を羅列する。

一半荘目。面子は昔からの麻雀仲間でもある友人ふたりと友人のおっちゃん。友人ふたりとは過去同程度の実力だったが、そのまま麻雀にどっぷり漬かり人生の貴重な時間を台無しにしたぼくと、賢明にも麻雀から離れて健全な生活を送った友人たちとは実力に雲泥の差がついている。友人たちはもはやほとんど点数計算もできないレベルまで落ちこみ、逆にぼくは人生になんの役にも立たないスキルだけを少しずつ磨いて今に至る。まともなのはブー麻雀でむかし鍛えたおっちゃんだけだ。友人ふたりは河もまったく見ずに自分の手牌で精一杯。ソーズのホンイツテンパイ気配のおっちゃんに対して超危険牌の7ソウをハイテイで無警戒に叩き切ってハネ満に放銃した上家の友人の一言が印象的だった。「だって、てんぱってたんやもん」
展開は前半おっちゃんがリードし、後半はぼくがぬるい上家の友人をカモにしてトップに立ち、そのまま逃げ切った。勝ってもとくにうれしいということもない。

ニ半荘目。友人ふたりが抜け、替わりに友人のおばちゃんと親戚の女の子が入る。おばちゃんと親戚のコはまったくの初心者。おばちゃんは6ソウと9ソウの区別がつかない。6・9ソウをトイツに見たてた七対子で堂々とあがり切ったシーンにめまいを覚えた。親戚のコにいたってはその日が初めての麻雀との出会いで、4メンツ1雀頭を作ることだけ教えてむりやり打たせる。彼女は手牌をターツ・カンチャン・孤立牌ごとに間隔をあけて並べるので恐ろしく横に間延びしている。このレベルに至っては、点棒の授受による勝負づけになんの意味もない。

三半荘目。アルコールが抜けず頭が痛い。おっちゃんとおばちゃんが抜け、友人の妹とその友達が加わり、面子はぼくを除いて若い女の子ばかりとなる。全員が点数計算どころかほとんどの役やチーポンの仕方すら知らない。だから、煩わしさを排除するために点棒など一切使わない。リーチのときは「リーチ」と言って牌を横に曲げるだけでいい。あがればその都度、役の解説をするがほとんど理解している様子はない。模打に関しては、ツモって切るまでがとことん遅く、一巡まわってくるまでに悠久の時が流れる。そうとうの根気がないと務まらない。頭痛をこらえながら女の子たちのリーチにはメンツの中抜きをしてまで振りこみ、接待麻雀に徹するも局はなかなか進まない。頭痛はどんどんひどくなる。かつてこれほどまでに長く、忍耐を要した半荘をぼくは知らない。そして半荘が終わった瞬間のあの開放感を今も忘れない。