2001/12/26
- 裏金で麻雀卓やカラオケ 外務省元課長補佐が証言
- http://www.asahi.com/national/update/1226/035.html
相変わらず麻雀絡みのニュースはろくでもない。外務省のキャリア官僚がハイヤー代を水増し請求して国からだまし取った裏金で、全自動卓やカラオケセットを購入し、在外公館に送ったという話。
日本から遠く離れた海外の大使館だか領事館だかで、不正なお金で手に入れた全自動卓でお気楽にチーとかポンとかやってるわけですか。彼らのレートは一体いくらなんだろうか。どれくらいの腕前なんだろうか。狩りたい。彼らを麻雀で狩ってやりたい。というか、タダで全自動卓を手に入れた彼らがすこしうらやましい。
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/ 2位:5
/ 3位:6
/ 4位:4 / 平均点:31017
2001/12/18
これは何度か対戦して最近注目しているR2100超の人の牌姿だ。前局、ロクヨンに放銃している彼が20600点持ちのひとり沈みでむかえた東2局6巡目(ドラ6ピン)。カンチャンだらけのところにトイツが増えるというあまり喜ばしい牌姿ではない。何切るんだろう?と注目していたら、彼はなんとここから9ピンを切り出した。七対子狙いだ。
たしかにトイツが4つで七対子の2シャンテンだが、ここからいきなりメンツを崩すなんて悪手だなあと一瞬思う。しかしよく考えると、受け入れがせまく大きな手に育ちそうもない牌姿だし、七対子狙いも悪くない。5ピン切りでも良さそうだが、七対子特有の捨て牌になることを嫌うなら9ピン切りか?これならドラ6ピンの受け入れも残るし、別の手に移行する余地が残されている。どういう意図の打9ピンなのか本人じゃないので実際のところはわからないが、興味深くあれこれ考えさせる局面だ。
麻雀を知らない人ほど、ドンジャラのようにむやみに牌をタテに伸ばす。少し上達すると効率的にヨコに伸ばすことをおぼえるのだが、状況問わずのヨコ一辺倒になりがちで、決定力が下がったり、柔軟性に欠ける手順が多くなる。まあ、ぼくのことだが。それに比べて、強い人はヨコに加えてタテへの変化を捉えることが抜群にうまく、打ち方に幅がある。相撲でいうところの「懐が深い」といったかんじ。感心はするが、これがなかなか真似できないところでなんとも悩ましい。
(追記)
この日記を公開した後、当掲示板にてガトー氏から「私の場合、マンズをはらう」という意見が寄せられる。これまた別視点でおもしろいとので全文を追記という形で転載させて頂きます。
私なら3萬か7萬切ります。 七対子を意識するときは基本的に厚く打ったほうが 得なことが多いと思います。 357萬を切って5689筒あたりと引き入れれば、 七対子と面子手を両天秤にかけられますから。
それとこの手牌なら最高形の77889筒223344發發の二盃口が見えてますから、やはり萬子でしょうか。
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2001/12/12
「配牌の差がテンパイスピードの決定的な差でないことを教えてやる!」などと、ニュータイプに立ちはだかる赤い彗星のごとく、常に他家より先んじることができれば苦労はしないのだが、じっさいはそうはいかない。
例えばこんなケース。東2局7巡目・32800点持ちの南家。3巡目に西家が發を1鳴きして中張牌をバラ切りしている。そこにドラの9マンをツモってきたのがこの場面だが、どうすればよいか?
こっちは苦しい形の2シャンテン。テンパイにこぎつけたとしてもろくな手になりそうもない。結局ぼくは西家の現物の5ソウを切ってベタオリ。まだ7巡目とはいえ、西家を見ればすでに終盤の局面に入っているように思える(西家は好形のイーシャンテンだった)。麻雀を観戦していて、相手の先制攻撃をかいくぐりながら追いついて討ち取るシーンは実にギャラリー受けするし、かっこいい。しかしぼくにはそんな打ち方は性に合わない。
先制できそうなときはとにかく強気。先制されたときはとにかく弱気。しばらくは攻守の切り替えを今まで以上に意識してみよう。それで限界をかんじたら、そのときまた修正すればいい。
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/ 2位:1
/ 3位:4
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2001/12/06
東2局5巡目(ドラ9ソウ)。前巡にシャンポン待ちのタンヤオのみをテンパイし、リャンメンへの変化を待っていた。そこに6マンツモ。一瞬迷って、マンズの伸びを断つ打3マンとしてしまう。打8マンで34568mの形にしておけば、リャンメンへの変化は245mの3種10枚。7ソウの両脇2種7枚にリャンメンターツを求めるより、こちらのほうが明らかに優れている。
というか、受け入れ枚数をごちゃごちゃ考えるより「とにかく連続形は大事にしよう」みたいなアバウトな感じでだいたいが乗りきれる話だ。こんなミスを毎度のようにしているわけではないけど、ラーメン食べながらとかテレビに映っている松浦亜弥を横目に萌えながら打っていても絶対間違えないレベルにまで引き上げたいなあ。
- 麻雀講座 / 連続形の重視
-
http://www.geocities.co.jp/Playtown-King/2754/kouza/hai-2.htm
- 連続形の基本をとてもわかりやすく解説してくれています。
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/ 2位:0
/ 3位:3
/ 4位:0 / 平均点:28360
2001/12/04
11月の東風荘の成績を集計。
11月第一東風荘超ラン(99試合) |
1位 |
2位 |
3位 |
4位 |
平均順位 | 合計点 |
21 (21.2%) |
28 (28.3%) |
24 (24.2%) |
26 (26.3%) |
2.55 | -232 |
11月はそれまでトントンだった超ランでの成績を一気にマイナスに突き落としてしまい、けっこうつらい月だった。超ランに昇格したばかりの頃は「いくぜR2000!」とか意気込んでいたのだが、牌効率や状況判断の甘さを思い知らされ、今や過去の日記のとおり反省の日々。東風荘最強クラスと言われる人たちとも同卓して、牌譜もぼちぼち集まってきたので、参考にしながら何かきっかけをつかみたい。
- プロの手筋大研究 / トッププロから学ぼう!
-
http://www.tonpuso.com/feature/2001_0715/index.html
- 今夏、渋谷東風荘にて行なわれた麻雀大会決勝の模様をjavaアプレットを使って、東風荘ライクに再現している。井手洋介プロと初音舞プロの打ち筋が興味深い。こういった試みをプロ団体に望みたいのだが、無料HPスペースを使っているような団体がある現状では無理なのか。プロはもっとインターネットを有効活用してほしい。
- 京の黒猫・超ラン累計成績 / 当サイト管理人の苦戦の記録
-
http://www.ne.jp/asahi/kyoto/style/mahjong/score.gif
- できすぎくんで5/22〜12/4までの期間の超ランでの全成績を集計。
- 東風荘 【 累計 】
- 京の黒猫 試合数:929 Rate:1924.44 待合室
- JongPlugged 【 月別 】
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/ 2位:9
/ 3位:6
/ 4位:3 / 平均点:33746
2001/12/01
超ランで成績が上がらない大きな理由のひとつに、しっかりとベタオリできないことが挙げられる。
たとえば、東3局4万点オーバーでトップを走る東家という場面。他家とはそれぞれ2万点前後の差があるので無理はしたくない。ドラが2マンで下家とトイメンはマンズの染め手を狙っている様子。自然と注意はその下家とトイメンに向く。そこに不意に8ソウをアンカンした上家からリーチがかかった。それがこのシーン。目一杯手をひろげていたのでアンパイはない。何を切る?
こっちも大物手のイーシャンテンだが、受け入れがせまい。クイタンありの東南戦なら勝負するが、ここは第一東風荘。異論もあると思うがぼくはオリたい。どうしてもオリたい。第1候補は、手牌に4枚持ちの5ソウを壁にした4ソウか?上家は1ソウを切っているので、1−4−7ソウのリャンメン待ちはない。しかし、8ソウアンカンがなにやら気持ち悪い。まさかのシャボ待ちを警戒して切れなかった。第2候補は、上家が1マン・7マンと切っているのでその中スジの4マンか?しかし、マンズで染めている下家とトイメンにマンズを切るのは怖い。これも切れず。
結局、制限時間の10秒が近づいて、しかたなく1ピンツモ切りで勝負。んで、見事に1−4ピン待ちのリーチ1発ドラ2のマンガンに放銃(;;)これが響いてオーラスにマクられて2着でこの試合を終えた。あとで考えると、場に1枚切れの4ソウでシャボ待ちまで警戒していたら何も切れなくなるし、4マンにしても染め手の下家・トイメンはよく見ればまだテンパイ気配でもないか?あー、なんてこったい。オリに対するしっかりした基準がないから無駄に迷ってしまうんだ。これはだめだ。『ベタオリ技術論』(とつげき東北著)をもう1回読みなおそう。
- ベタオリ技術論 / もっとも安全にベタオリするためのテクニックの紹介
-
http://www.interq.or.jp/snake/totugeki/kouza3.htm
- 基準も知らずに「麻雀はその場の状況に応じて臨機応変に対応するものだ」と、かたくなに
信じる人に上達の道は開かれない。しっかりしたオリの基準を身につけたければ、まずはこのテキストを読んでみるべきだ。
- 雀士養成所 / 牌の出やすさ
-
http://kataagari0.tripod.co.jp/sutehai.html
- このサイトでは100試合で捨てられたすべての牌の統計を取り、どの牌が出やすいのか検証している。こうやってみると、いわゆるキー牌と呼ばれる3・7牌が特別出にくいというわけでもないようだ。