第１話「まりの雀荘デビュー」

はじめまして！さるの麻雀メル友のまりです。名前のとおり一応うら若き乙女です。みんなは麻雀をどこで覚えたのかな？私は プレステの麻雀ゲーム。役とルールを一週間で会得して、いきなり雀荘デビューしてしまいました。

しかも、ピンのワンツー。無謀です。

麻雀できる友達なんていないので、本物の麻雀はやりたくてもできません。そんな時、目についたのが、「お一人様、初心者、 女性でもお気軽に」の看板。おお、これだ！と思ったね。渋谷の某雀荘の入口をくぐった時点で、人生踏み外しているとは思わ なんだ。

プレステで麻雀覚えた人間の特徴は、ルールが解っているようで解っていない事。まず、牌をどっから持ってくればいいのか知 らない。配牌の時点で、１個ずつ取ろうとする。４個ずつだよね。うふふ。ツモる時は逆回転。そこはリンシャン牌だってば。

もっと威張れるのは、点数計算ができないことさ。だってプレステなら、そんなの自動じゃん。でもね、フリーでも自動なのよ。 私が和了った時、点数わかんなくてジーーーッとしてると他の人が勝手に、パパッーっと点棒くれるから。どんな手でも和了っ た時に、「ハネマン」とか「バイマン」とかマジ顔で言っておけば、慌てて他の人が、ホントの点数教えてくれる。ほら、便利。 ね♪

そんなこんなで、卓上に白い空気が流れはじめたころ、私のサイフは空になった。気絶するほど負けました。明日はもっと沢山 お金持っていこう......。

こうして私の雀荘通いの日々が始まったの。この一年での授業料は天文学的数字になっているというウワサ。そんな私のバカッ ぷりをみなさんに少しずつ公開いたします。ハズカシー。それじゃ、またね。