2. おすすめの秘湯



2−42−02 みちのく岩手『花巻南温泉峡 大沢温泉』


◆◆◆◆◆ 『大沢温泉』再訪レポート ◆◆◆◆◆

《最新レポート》
 ◆再度「完全自炊湯治生活」を体験!

  2013.4.25〜5/2の間、岩手県花巻市の秘湯『花巻南温泉峡 大沢温泉』で、7泊8日の完全自炊の湯治を体験!   

◆◆◆◆◆ 『大沢温泉金勢まつり』の飾り付けが終わった大沢温泉 ◆◆◆◆◆


先に(2012.4.28〜5.6)、岩手県花巻市の秘湯『花巻南温泉峡大沢温泉』で、9日間の自炊の湯治を体験した。

岩手県花巻南温泉郷に位置する『大沢温泉』は、「自炊部」があり、自炊をするには、東日本で随一の環境 が整った温泉宿である。 又、豊富な湧出量を誇る自家源泉によって、天然温泉掛け流しの温泉であることも、この宿の魅力となって いる。
今回は、2013.4.25〜5.2の日程で、再度『大沢温泉』にて7泊8日の「完全自炊の湯治」をやってみた! 1週間以上逗留の2回の湯治体験、ここは、それほどまでに「魅力的な湯治の宿」である!


「大沢温泉の基本情報」及び「前回のレポート」はこちら!




「大沢温泉」の春の風景(2013.4.25〜5.2)


◆「大沢温泉」の佇まい◆


「大沢温泉」自炊部の玄関
大沢温泉には、「自炊部」と旅館部(山水閣・菊水館)がある。 この玄関は「自炊部」専用の入口で、自炊の湯治客用である。



混浴露天風呂「大沢の湯」から、「菊水館」を見る。
大沢温泉の混浴の「大沢の湯」は、「豊沢川」に面していて、 風情がある。 女性は毎日20〜21時が専用入浴タイムとなる。



「水車」のある風景
「自炊部」の裏口を出ると「菊水館」への道があり、「水車」が回っている。





◆「大沢温泉」の「金勢まつり」◆


「大沢温泉」で毎年4/29に行われる「金勢まつり」
「大沢温泉金勢神社」の本宮は近くの大久保山にあり、 「大沢温泉」の敷地内に「仮宮」がある。 毎年11月中 旬に越冬のため本宮から仮宮にご神体が移され、4/29 の「金勢まつり」の後、5/6に大久保山に戻される。 ※金精神は、金精大明神、金精様等とも呼ばれ、男根  の形をした御神体を祀った神の一柱である。一般に  男女の縁結び、子宝祈願に効験あるとされている。



「金勢まつり」に外国人が飛び入り参加!
今年は、「金勢まつり」のお神輿担ぎに、外国 の若い男性5人が法被姿で飛び入り参加した。



「金勢まつり」の「奉納獅子舞」
お神輿担ぎに続いて、勇壮な「奉納獅子舞」が披露された。



「金勢まつり」の「金勢太鼓」
お祭りのクライマックスは、「金勢太鼓」を打ち鳴らしての「鬼 の舞」である! 鬼は小さな金勢様を持って、餅を配って練り歩く!



「金勢まつり」の「餅撒き」の餅
「金勢太鼓」の奉納が終わると、おめでたい紅白の餅が氏子総 代達の手でお客に撒かれる。これは筆者が拾った10個の餅!



「金勢まつり」の「入浴の儀」
「金勢まつり」の珍しい神事が「入浴の儀」である。「宮 司」さんが厳かにお払いをした後に、「安産祈願」の希望 者である女性客が、温泉のお湯で「金勢様」を洗い清めた 後に、露天風呂でご神体に跨りご神体と一緒に入浴する!





◆「大沢温泉」の「自炊の食事」◆


出色の出来栄えの「オムレツ」!
筆者が得意な料理の1つ、亡き母の「お袋の味」とも いえる、「具沢山のオムレツ」は、超美味で大好評!



岩手県花巻市で摘んだ「山菜」!
湯治の際の散歩で、岩手県花巻市湯口大沢地区で摘んだ「タ ラの芽」と「フキのとう」!これがその晩の食卓に並んだ!



自分達で摘んだ「山菜」の「天ぷら」!
大沢温泉の近くの林道で「タラの芽」と「フキのとう」を沢山見つ けて、「天ぷら」にして食した! 何とも言えない美味しさだった!



マンネリ打破の「炊き込みご飯」!
自炊生活の4日目、スイトンやカレーライス、インスタント ラーメンというマンネリ化したメニュー打破のため、「炊き込 みご飯」にチャレンジ! ケータイのインターネットでレシピ を探して初挑戦!見た目も旨さもバッチリの逸品の出来栄え!





◆「大沢温泉」周辺の春の草花◆


「カタクリ」の花
大沢温泉から、鉛温泉方面に300mほど行った所の道路右側に、「新 奥の細道」への案内看板がある。右折して道なりに行くと左側斜面に、 「カタクリ」の群生地がある。「船員保険組合保養所」(廃業)の左側。



「キクザキイチゲ」の群生地
大沢温泉の玄関を出て、急な坂道を登り、「佐々新商店」前 を左折後、花巻市街地方面へ50mくらい行って右折して林道 に入ると、左の斜面に「キクザキイチゲ」が群生している。



「キクザキイチゲ」のアップ!
林道に入る手前の左側の沢沿いにも、「キクザキイチゲ」が 沢山あった。沢沿いには、稀に「カタクリの花」もあった。



薄紫の「キクザキイチゲ」!
「キクザキイチゲ」の色は、殆どが白だが、稀に薄紫の花もあった。 「鉛温泉」への「近道」の右側斜面(後述の福寿草の群生地辺り)。



「福寿草」の群生地!
大沢温泉から、「鉛温泉」までは、約4キロの距離だが、 3キロほど行った「鉛温泉」への「近道」を入り、右側斜 面に福寿草の群生地がある。民家の右側の急斜面の辺り。



「福寿草」のアップ!
例年だと、4月下旬にここの「福寿草」は見頃になるというが、 2012年は 5月1日に見頃を迎え、2013年は五分咲きというところ だった。 大沢温泉の桜の時期とは微妙に違うようだ。2013年の 湯治の時は桜は全くの蕾、2012年は5/4頃桜は満開に近かった!



◆「大沢温泉」の春の農作業◆


「畦(あぜ)道」造りのトラクター @
大沢温泉の近くの田んぼで、トラクターが「畦道」造りをしていた。 遠くで見ていたときは、そのハイテクの活躍振りが分からなかったが、 トラクターが徐々に近づくにつれ、その実力と、面白さが分かった!



「畦(あぜ)道」造りのトラクター A
トラクターが正面を向いて進み始めると、「畦道」を造る作業をしてい るのだと分かった。しかし、実際の作り方はまだよく分からなかった!



「畦(あぜ)道」造りのトラクター B
トラクターが目の前に来て、「なるほど、そうか!」と納得できた。ジョウロの ような円錐形の部品で、固めつつ斜めに「畦道」を器用に作っているのだった!





「大沢温泉の基本情報」及び「前回のレポート(2014秋の湯治)」はこちら!




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