2−31 湯治の宿『栃尾又温泉 自在館』
栃尾又温泉『自在館』は越後駒ヶ岳、八海山、中ノ岳の越後三山の 麓の風情につつまれた閑静な山の宿である。 2015.06.04に、約12年振りに日帰り入浴で訪ねた。 栃尾又温泉は、1250年以上前の奈良時代に開湯したといわれ、時代 の流れに迎合することなく、現代まで脈々と伝わっている名湯である。 この宿は、「日本秘湯を守る会」の会員でもある。 したがって、「おすすめの秘湯」にピッタリの宿ということになる。 豊富な含有量のラジウム温泉は、特に肌に優しいといわれる。 36度とややぬるい温泉が、肌をすべすべにし、よく効く温泉である。 源泉掛け流しの「下の湯」(ぬる湯)や、幾つかの貸切風呂が自慢の 『自在館』の湯で、窓の外の自然の風を感じながら、古来から伝わる 名湯にゆっくり浸かると、心身の疲れが皆取れていく。