1.浦和からの温泉



1-126 上州のぬる湯・「大塚温泉」



◆◆◆◆◆ ご あ ん な い ◆◆◆◆◆


  ◆『大塚温泉』について  


《「大塚温泉 金井旅館」の旧館浴室)》
◆何もないから一番いい!
    「大塚温泉 金井旅館」は、群馬県吾妻郡中之条町大字大塚(おおづか)にあ     って、「とてもぬるい温泉・ぬる湯」として地元では有名な温泉宿である。     この温泉については、地元でも、「あんなぬるい温泉は・・・」という人と、     「あのぬるい湯が体にいい!」という人に評価が分かれている。     周囲は、旅館の前は田んぼと里山ののどかな風景が広がり、後ろには人家が     数軒建つ丘がある。     あとは、特に何もない!・・・これが又大きな魅力になっている!     筆者がこの温泉を訪れたきっかけは、近くの「嵩山(たけやま)」という標     高789mの山に登山に行ったときに、下山後、地元の道の駅で手打ち蕎麦     を食べた後で、「この辺に温泉はありますか?」と聞いたら「もの凄くぬる い温泉があるよ!おおづか温泉!」と教えられたからであった(2009.10.4)。     しかし、行ってみたらそれほどぬるいというほどでなく、ぬるい温泉が好き     な私には、長時間のぼせずに入浴するには、真に丁度良い温度だった。   温度は確認しなかったが、おそらく看板に書いてあるとおり34.2度くらいな     のであろう!     「ぬる湯の薬湯」として名高い大塚温泉は、600年もの歴史があるという。     34度くらいの温泉でも、天然掛け流しの温泉は、ゆっくり長時間浸かってい     ると自然に体は暖まっている。     主な効能は、アトピーなどの皮膚病、火傷、リュウマチなど、また、飲用も 慢性消化器の病気などに効果があるとのこと。 それより何より、私にとってこの温泉のいいところは「何もない」ところだ。     ある70代のご夫婦がいうには、「若い頃から仕事を一生懸命やってきて、     今は子供に店を譲り、夫婦で世界中の温泉を回って来たけれど、ここが一番 いい!周りに賑やかな所が何もないのがいい!日帰りでも泊まって湯治をし     てもこんなにいい温泉なのに料金がとても安い!一泊三食付いて6000円だも     の! 」 【注】あるホームページでは7000円とあった。宿の人には未確認(たまたま       留守だったので、変わりに常連さんに質問した次第である。連泊の人       だったから安いのかも知れない?




◆◆◆◆◆ 温 泉 デ ー タ ◆◆◆◆◆


◆「大塚(おおづか)温泉 金井旅館」

   ※ 住 所 群馬県吾妻郡中之条町大字大塚803   ※ 電 話 0279-75-3037  ※ 休業日 不定期(詳細は「金井旅館」に問合せのこと) ※ 施 設 ・新館=内湯(男・女各1室=ぬる湯、ややぬる湯、普通の湯)、           露天風呂(混浴・1個・・・脱衣所は内湯で、男女別)          ・旧館=内湯(混浴・1個・・・脱衣所は男女別) ※ 日帰り入浴 2時間300円/延長=1時間100円。    ※ 交 通        @マイカー          関越自動車道「渋川伊香保IC」から国道353・145号経由約40分。          【注】353号で中之条町の「伊勢町」信号まで行き、145号へと右            折する。「伊勢町」から役4キロ。近づくと「金井旅館」の            看板が出ている(目立たないから要注意!)。       A電車等          JR吾妻線中之条駅からバス20分、大塚バス停下車徒歩10分   ※ セールスポイント ・ぬる湯で長時間入浴できる効能の評判のよい温泉(特に皮膚病)。 ・周囲は、のんびりとした昭和の昔の田舎の風景がある。     ・都会の喧騒とは縁遠い、「何もない」のが逆にいい!     ・群馬県の主な観光地のどこへも車で1時間から2時間で行ける。




◆◆◆◆◆ 写真で見る「大塚温泉 金井旅館」◆◆◆◆◆


◆「何もない風景」


《金井旅館の目の前に広がる風景》
金井旅館の周囲には田んぼと里山に囲まれた、本当の昭和の風景がある! 「この景色がいい!」、「何もないのが素晴らしい!」という人の温泉だ!





◆「新館」の案内


  
《遠く「金井旅館」を望む》 ・ 《金井旅館「新館」の全景》
2008年頃「新館」が完成した。以前の「旧館」の「ぬる湯」を 懐かしむ声が多いが、「新館」の浴槽への投入湯量「旧館」よ りやや少ないが、綺麗で清潔だし「ぬる湯」、「ややぬる湯」、 「普通の湯」と揃った上に「露天風呂」も出来たから、どちら かといったら「新館」が一般向きといえる。ちなみに「旧館」は 今でも「新館」の裏にある。「新館」と「旧館」の両方に入っ て2時間300円と都会の銭湯より安いのには驚きである。ただし、 両方に入るには、建物が少し離れてるので着替えが必要である。


  
《「新館」の玄関》 ・ 《「新館」の日帰り入浴入口》
「新館」の日帰り入浴は、旧館の受付(「旧館の案内」を参照) で入浴料を払って、「新館」の日帰り入浴入口から入館する。


  
《「新館」の内湯》 ・ 《「新館」内湯のシャワー》
「新館」の内湯は、写真のように浴槽が3つある。 「ぬる湯」、「ややぬる湯」、「普通の湯」と揃っている。 洗い場には「シャワー」があり綺麗で清潔な浴室である。 


  
《「露天風呂」へ》 ・ 《「露天風呂」の階段》
「新館」の「露天風呂」は、「新館」内湯のドアから階段を降 りて一段低い位置にある。石組みの簡素な浴槽はやや深い。 


  
《開放的な「露天風呂」》 ・ 《「露天風呂」の湯口》
「露天風呂」から、周囲の景色がよく見える。懐かしい 昭和の風景の中にの新しい「露天風呂」は気持ちがいい!  露天風呂の温度もかなりぬるめだ。湯口からの湯量も多い。









◆「旧館」の案内


  
《「旧館」の玄関と「日帰り受付」》 ・ 《「旧館」内湯入口》
「旧館」に名物の「ぬる湯」がある。「旧館」は、「新館」の裏 にあり、玄関の左側の同に「日帰り入浴受付」の張り紙がある。 ここで入浴料を支払って「新館」との間の石段を4〜5段降りて、 上記写真右の《「旧館内湯入口」から脱衣所に入る。脱衣所は一 応男女別だが中!完全に混浴であり女性は入りにくい。タオルを 撒いて入ることはOKらしい。・・・他のホームページの情報!


  
《「旧館」の内湯》 ・ 《「旧館」内湯のカランとトイレ》
上の写真の左は、「旧館」の「ぬる湯」の浴槽である。 「ぬる湯」の右、白い小さな浴槽が普通の温度の浴槽。 温泉の投入量が非常に多いためビニールで覆ってある。 写真右の黄色い桶の場所に、カランが壊れて壁から直接 温泉が勢いよくはじき出しているとは、何とも長閑だ! この温泉あまりにぬるくて、長時間入浴していると数度 トイレに行きたくなる、浴室内にトイレのドアがある。





◆近くの「観光案内」


《「道の駅 霊山たけやま」と「嵩山(たけやま)」》
                                                                       【写真=2009.10.4撮影】

『嵩山(たけやま)』登山

嵩山は、<中之条町(群馬県)の「道の駅 霊山たけやま」(「ふるさ
と公園たけやま」内)の駐車場に車を止めて、裏手の登山口から登る。
表登山道(「道の駅の裏の左側」)から登ると、登りが緩やかである。
最初標識が分かりずらい。児童公園のようになっている所へ行かず、
右方向へと行くこと。
何箇所か行き止まりになるが、そういう場所は無理せず引き返すこ
と。主に観音様(33観音の信仰の山)を拝みに行く寄り道である。
つづら折りの稜線が続き、標高789mにしては、結構スリルに富
み、岩登りの技も必要とする、魅力のある山である。

◆アクセス : 関越道渋川伊香保ICよりR353経由、中之条町、四万
方面へ40分、中之条町の信号右折5分 =「ふるさと公園たけやま」
◆駐車場 : あり(無料)85台(ふるさと公園たけやま)
◆登山 : 登り=2時間。下り(別ルート)=50分。
※ 前回の『嵩山(たけやま登山)』のレポートはこちら!→「大沢山温泉」の中ほど参照
※ 『嵩山(たけやま)』の詳細は『道の駅 霊山たけやま』の公式ホームページを参照!






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