あろはだよCVS

あろはだよ

by kurihiro

近頃はWindowsマシンだけで快適なCVS環境が作れるようになってきました。以下現在使用中の環境。

サーバ：CVSNT、CVSMailer for CVSNT
クライアント：WinCVS、TortoiseCVS

CVSNT

いろいろ気に入らない点もあるけれど、NTドメインのアカウントがそのまま使えて便利。
Windowsなら、サーバPCが吹っ飛んでも替わりはすぐに用意できる。

WinCVS

Ver1.2ではごった煮版が標準でしょう。
Ver1.3になって、Pythonマクロが結構使えます。

TortoiseCVS

やっぱりこれでしょう。

わたくしkurihiroは業務でWinCVS1.3をPythonマクロとともに使用しているのですが、同僚に使ってもらおうとすると、1.3は簡単にはWinNTでは動作してくれないのです。IE6とVC6ランタイムを入れればいいのですが、なかなか面倒で使ってくれないのです。

そこで、Ver1.3が簡単にNTで動作するように変更し始めたところ、調子に乗ってメニュー等を日本語化したりすると、結構便利になりました。

さて、Takashi SawanakaさんがCVSNT SJIS版を作られまして、それを組み込んだところ、そこそこ日本語が使えるので面白くなり、ついでにTortoiseCVSも日本語化してみました。

ごった煮版とも微妙に違った、カタカナばかりの訳ですが、もしよければ使ってください。しかも目についたところしか日本語化していないため、私と違う使い方をすると英語が出てきます。

以下クライアントを、CVSNT SJIS版のサーバと組み合わせることで、日本語ファイル名が使用できます。

TortoiseCVS1.8.26-SJIS-2 更新履歴

スクリーンショットをご覧ください。

松川さんのTortoiseCVS1.3.0 SJIS対応パッチ(リリース1)をベースにTortoise部分のSJIS対応をしました。CVSNT部分にCVSNT2.0.51d(SJIS-10)版を使用しています。

旧版 :

TortoiseCVS1.8.13-SJIS-6
TortoiseCVS1.6.14-SJIS-5

　

WinCVS1.3b14-SJIS-12 更新履歴

ちょっと古いバージョンがベースですが、自分が使用している限り十分と思っています。本家では1.3b15で随分と変更が入り、追いかけるのが面倒です。

CVSNT部分にCVSNT2.0.51d(SJIS-10)を使用し、ごった煮版をこっそり眺めながら作成。日本語ヘルプとして Yoshiki Hayashi さんのCVS manual日本語版を、CVS参考書として、竹内かほりさんのOpen Source Development with CVS 日本語訳の題目を日本語化したものを同封させていただきました。
Win95/98/NT4/2000/XPで簡単な動作確認済みです。IEは特に要求しません。

尚、マクロを使用する場合はPythonもSJISに対応していなければ片手落ちです。SJIS対応のPythonを使用してください。

　

ともにライセンスはGPL2です。　

ソースはこちら。

その他

WinCVS更新履歴

2007/2/22 1.3b14-SJIS-12にバージョンアップ。CVS_EXT環境変数を設定するように変更。TortoiseCVSのTortoisePlink.exeないし、PuTTYのplinkw.exeをPageant無しで使用可に。
2006/11/5 1.3b14-SJIS-11にバージョンアップ。CVSNT-2.0.51d-SJIS-10にアップデート。
2006/11/2 1.3b14-SJIS-10にバージョンアップ。MacOSXサーバ用に細工したiconv.dllが、まともにEUCJP変換をしないのを対策。
2005/7/22 1.3b14-SJIS-9にバージョンアップ。CVSNT-2.0.51d-SJIS-9を同封。Sawanakaさんのおかげでフラットモード時のコミットや追加がいい感じらしい。文字コード変換設定可。KURIマクロを再同封。
2004/10/30 1.3b14-SJIS-8にバージョンアップ。フォルダの最後の文字が0x5cで終わる場合に、中身が紛失扱いになってしまう不具合を対策。
2004/10/24 1.3b14-SJIS-7にバージョンアップ。cygwinのTCL-dllが起動時に読み込まれた場合、ダンマリないしアプリケーションエラーになる不具合を対策。アップデートの設定の「リポジトリにあってローカルにないフォルダの作成」のベース設定を共通設定内に置き、個々のアップデート時に、その設定を一時的に設定変更できるように修正。「更新の問い合せ(完全)」メニューを追加。紛失フォルダやリポジトリに追加されたフォルダも対象とする。cvsnt-2.0.51d-SJIS-1向けに、CVSROOTにmessage_encoding=euc-jpを付加する機能追加。別途2.0.51d-SJIS-1以降のCVSNTが必要。
2004/10/11 1.3b14-SJIS-6にバージョンアップ。作業コピーファイルのタイムスタンプを現地時刻にて表示。更新履歴の更新日時の表示を現地時刻、UTCのどちらで表示するか選択可能に(設定は環境設定→共通設定の"更新履歴を現地時刻で表示")。どちらも日時の形式はOSの設定(地域のオプション)に従う。マージポイントのグラフ表示対応。リビジョングラフのフォントを変更可能に。
2004/7/19 1.3b14-SJIS-5にバージョンアップ。CVS参考書を付属。"サブフォルダの内容も表示"メニューの設定が保存しない。動作していなかった"名前を付けて保存"を"アウトプットを保存"に替えて、とりあえずアウトプットを保存可能に。マクロから呼び出される文字列入力ダイアログの初期フォーカスをエディットボックスに変更。中途半端なKURIマクロを削除。
2004/2/15 1.3b14-SJIS-3にバージョンアップ。日本語化推進。再追加されたファイルに変更マークが付かない不具合を独自に対策。日本語アカウント名への対応(2バイト目'@'文字対応)。
2004/2/9 1.3b14-SJIS2にバージョンアップ。日本語化前進。リビジョングラフ上でのコンテクストメニューがでない不具合を対策。独自にsserverに対応。但しオプションは無し。レジストリを本家とは別(wincvs-kurihiro)にする。アンインストール時にレジストリを削除するように独自に変更。独自"KURI"マクロを組み込む。
2004/2/3 初期バージョン掲載

TortoiseCVS更新履歴

2006/11/5 1.8.26-SJIS-2にバージョンアップ。CVSNT-2.0.51-SJIS-10にアップ。前回の怪しいCVSNTは無し。
2006/5/28 1.8.26-SJIS-1にバージョンアップ。ベースを1.8.26にアップ。リビジョングラフの同一リビジョンに表示されるタグ達の表示順序を逆に。めんどくさいのでputty本体も付属。付属するCVSNT2.0.51d(SJIS-9)をちょびっとカスタマイズ、三つのグローバルオプション追加。目的は内緒(リポジトリコピー)。
-A author : 指定したauthorでコミットする(:local:のみ)
-C commit-date(utc:2004.03.12.23.59.59) 指定日時でコミットする(:local:のみ)
-E path : pathにchdirしてからcvsする
2006/5/14 1.8.25-SJIS-2にバージョンアップ。puttygenとpageantがWin9xでダイアログ文字バケバケ、を対策。Win9xでTortoiseCVSのバージョンが表示されないのを対策。
2006/5/7 1.8.25-SJIS-1にバージョンアップ。ベースを1.8.25にアップ。タスクトレイのlockserverをQuitする時にアプリケーションエラーがでるのを対策。
2005/11/20 1.8.13-SJIS-6にバージョンアップ。ファイル名ないしコミットメッセージが0x5Cで終了する日本語文字の場合の不具合を対策。puttygenとpageantにPuTTYごった煮版を使用して日本語化。
2005/7/19 1.8.13-SJIS-5にバージョンアップ。MacOSXをCVSサーバとした時の日本語変換不具合を対策。Win98対応強化。
2005/7/17 1.8.13-SJIS-4にバージョンアップ。CVSNT-2.0.51d-SJIS-9を同封。ネットワークドライブで具合が良くなる。CVSNT-2.0.51d-SJISの文字コード変換オプションを簡単に設定できるボタン・ダイアログを追加。CVSNT-2.0.51d-SJIS-9のままではMacOSXをサーバとしてファイル名をutf8変換して使用すると、濁点を持つファイル名の動作がおかしくなるので、iconv.dllをいじって、SJIS文字のNormalization Form C変換をするようにした。
2005/6/23 1.8.13-SJIS-3にバージョンアップ。日本語ファイル・フォルダが追加できない不具合を対策。ファイルを選択せずにアップデートした場合にアイコンが更新されない不具合を対策。チェックアウトの日時オプションに':'や'/'を入れた場合、フォルダ名を自動で作成するようにすると、エラーが出る不具合を対策。
2005/6/9 1.8.13-SJIS-2にバージョンアップして公開再開。1.8.13(-SJIS-1)で不具合となっていた、リビジョンダイアログが表示されない場合がある点と、タグ・ブランチの取得に失敗する点を独自に対策した。アノテーションとコミットダイアログに関する1.8.15までの本家の修正を移植。CVSNTを2.0.51d(SJIS-8)にバージョンアップ。
2005/3/25 1.8.13-SJIS-1にバージョンアップ。1.8ベースになり、アノテーション機能が追加され、コミット、追加、更新履歴、リビジョングラフのそれぞれが改良されている。バンドルしているSawanakaさんCVSNTを2.0.14から2.0.51dに大幅バージョンアップ。手動で充実した文字コード変換が利用できる。 -> 2005/3/28 不具合が多く公開中止。
2004/11/13 1.6.14-SJIS-5にバージョンアップ。TortoisePlink(PuTTYと同等)を最新の0.56にバージョンアップ。全てのプロトコルで、プロトコルパラメータを設定できるようにした。これで、手動ではあるがmessage-encoding=euc-jpを設定できる。ただし、別途CVSNT2.0.51d-SJISを用意しないと意味無し。
2004/10/17 1.6.14-SJIS-4にバージョンアップ。外部CVSNTを選択可能に。それに伴い、CVSNT2.0.14SJISだけがインストールされるように変更。TortoisePlink(PuTTYと同等)を最新の0.55にバージョンアップ。Pageantを同胞。
2004/6/25 1.6.14-SJIS-3にバージョンアップ。設定のポリシータブにて、"ネットワークリポジトリを許可"を"ネットワークドライブを許可"から分離。
2004/6/22 1.6.14-SJIS-2にバージョンアップ。設定のポリシータブに"圧縮エディット"オプションを追加し、デフォルトでedit -zを使用しないようにした。
2004/6/20 1.6.14-SJIS-1にバージョンアップ゜。ベースを1.6.14に上げる。メニューを少しだけカスタマイズ。インストール時に、CVSNT2.0.14SJISではなく、オリジナルと同じCVSNT2.0.41aをインストールできるようにした。
2004/2/26 1.6.3-SJIS-1にバージョンアップ。ベースを1.6.3に上げる。
2004/2/15 1.6.2-SJIS-2にバージョンアップ。再追加されたファイルに変更マークが付かない不具合を独自に対策。日本語アカウント名への対応(2バイト目'@'文字対応)。
2004/2/6 1.6.2-SJIS-1にバージョンアップ。ベースを1.6.2に上げて、日本語化前進。DLLが足らずsserverが使えなかったのを修正。更新履歴ダイアログで日本語コメントが化けるのを修正。ファイル追加時に、キーワード変換無し(-ko)を独自に追加。
2004/2/3 初期バージョン掲載

KURIマクロ更新履歴

2005/7/22 'Add EUC-JP attr to CVSROOT'を削除。
2004/10/25 'Print CVSROOT'と、'Add EUC-JP attr to CVSROOT'を追加。後者により、既存作業フォルダを簡単にcvsnt-2.0.51d-xの更新ログのEUC-JP変換対応に修正できる。
2004/7/19 WinCVS1.3用マクロ集"KURIマクロ"を独立化。

意見・質問・コメントがあれば、kurihiroにメール願います。

CVSNT	いろいろ気に入らない点もあるけれど、NTドメインのアカウントがそのまま使えて便利。 Windowsなら、サーバPCが吹っ飛んでも替わりはすぐに用意できる。
WinCVS	Ver1.2ではごった煮版が標準でしょう。 Ver1.3になって、Pythonマクロが結構使えます。
TortoiseCVS	やっぱりこれでしょう。