ゴホウラの幼貝

 

ゴホウラ自体生きたものを見るのは稀で、幼貝は非常に少ない。何処で育っているのだろうか?

久米島ではリーフ崖下水深50m辺りで生きたものを見ることが出きる。ただ、2月頃には産卵するようで外洋からリーフ内にかなりの数が入ってくる。
リーフの切れ目に掛けた刺し網に、外から内側に向け10数個のゴホウラが殆ど同じ所に掛かっていたことが2度ある。しかし、リーフ内でゴホウラの幼貝に入ったヤドカリや割れた殻すら見たことがない。
外洋リーフ上にはヤドカリの入った成貝の殻がかなり見られるのに生きたものが見られないのは、リーフ内に入ったゴホウラはすぐ近くで産卵し、その後死んで殻はヤドカリによってリーフに上げられるのかもしれない。

   

 

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