カメの甲羅を敷きつめたような【 タタミ石 】

 

防風林を抜けるとそこには

 
久米島の東にある「オー島」の海岸に広がり、県指定天然記念物。数千万年前、溶岩が地中で冷え固まってできたものらしく柱状摂理といい、五〜六角形のブロックに区切られたその形で地中深くまで柱状に伸びているという。その数1000枚を超えるが満潮時にはかなり隠れてしまう。たたみ石と言うよりも「亀甲石」のほうが言い表していると思うのだが・・。
 

まるでカメの甲羅

石の隙間には小さな貝やカニ、イソギンチャクなどが住んでいるのでそっと覗いて見よう。

 

側の海岸には一見ただの岩に見えるが実は珍しい「 ビーチロック 」の岩場が広がる。
ビーチロックは海岸の砂が数十年の短時間に溶け固まった砂の石。壊れた岩の中からきれいなビンが出てきたことがある。なぜ短時間で固まるのか今も解明されておらず、地質学者も研究中とか。軟らかく加工しやすいので、過去には切り出され庭石などに利用されている。
この辺りはイノー潮間帯の生き物が多く散策、探索にも向いており、「島の学校」ではインタープリター(ガイドのようなもの)を伴い散策するツアー「
イノーの散策教室」も開催されているので、久米島に来た時には体験してみたらおもしろい。

Back