珍しい魚たち

一口に珍しいと言っても個体数の少ない種類、熱帯・温帯あるいは太平洋・インド洋など地域、浅場・深場あるいは外洋性・内湾性など生態的になど色々あり、ここでは沖縄でダイビングした時に珍しいと言うものに限定。
通常のダイビングで言う深場とはだいたい水深40m〜50m以上だが、ボート釣りでは水深100m辺りの魚は普通で深場とは言わない。ただその深さにおいて釣り上げられ魚の中にはダイバーにとって珍しい魚もあるが一般的には普通で、それよりも釣りであがらない小魚たちに多くの種類があることが考えられ、現に深場大好きダイバーによって多くの新種が発見されている。

亜熱帯の沖縄は黒潮の影響を強く受けているが、水深100m前後の海水温は表層に比べかなり低く温帯域との差は少なくなり、しかも透明度のよい沖縄ではこの深さでも充分に明るく、生息環境は多様化していると考えられる。

【 オーネイト エンゼルフィッシュ 】

全長3.5cm、1998年サンゴの白化現象が起こった熱い夏、初めて日本で見つかり、その後沖縄では時々情報を聞く。
フィリピンなど熱帯域の深場で時折採取され、日本でもアクアリストたちに人気の魚。写真はメスの色模様でこれが水深70mの深場でも、遠くからすぐにわかるほど目立つ。沖縄では大きくなったオスの情報は聞いたことがなく、ファミリーを作るほどの個体数がいないのかもしれない。

   
【 ベニオチョウチョウウオ 】

沖縄では見たつもりでも殆どがアミメチョウチョウウオだ。この個体も単独で棲んでいたので長い期間同じ場所にはいないだろう。黒潮で流れ着く種類なのだろうか。

 

Fish Top

Next