妻籠宿tsumago-shuku |
妻籠は、中山道の木曾十一宿の一つ。木曾十一宿には他に福島宿や奈良井宿などがあるが、当時はこの妻籠が最も規模の小さな宿場であったという。しかし、全長一キロ近くに渡って続く町並みは、かなりの規模である。かつての宿場町というものがいかに立派だったのか、想像できる。 とにかく完璧に近い町並みだが、これは1960年代の終わりに始まった町並み保存運動の結晶である。重伝建地区として、白川郷や三寧坂と並んで最初に選定された町並みの一つでもある。寺下の風景(写真二枚目)が有名だが、それ以外の地区でも、町並みのレベルはきわめて高い。 「まちなみ街道」の第一回として掲載した町並みは、今井町、美山北とこの妻籠だったのだが、今回7年目にしてやっと写真を更新することが出来た。当時のコメントでは「あまりに観光客が多すぎ、町並みも完璧すぎてまるでテーマパーク」と揶揄しているのだが、今回は早朝に訪れたため人はほとんどおらず、やはりすごい町並みだと素直に感動することができた。
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