高岡takaoka
(富山県高岡市・重伝建)

鋳物製造で発展した、富山県西部の中心都市
(旧バージョン)

高岡の歴史は前田利家の長男である利長が17世紀初頭に隠居の地として城を構えたことに始まる。すでに当時から鋳物師が集められ、鋳物製造の優遇策が取られていた。現在でも銅鋳物では全国の九割のシェアがあり、計画的な産業都市としては大成功の部類にはいるだろう。

高岡で町並みが残っているのは鋳物作りが行われた町屋が並ぶ金屋町(タイトル及び一枚目の写真)及び蔵造りの建物が並ぶ山町(左の写真)の主に二箇所だが、なぜか重伝建選定されているのは山町のみとなっている。

高岡市の人口は十七万人を数え、現在でも北陸地方有数の都市。人口十万台の都市としては日本で唯一路面電車が走り、「日本三大大仏」である高岡大仏(昭和初期に再建)があるなど知名度の割には案外見どころの多い町である。

→重伝建地区一覧
→新バージョン

まちなみ街道トップページへ

写真館INDEXへ