金沢の町並みを大きく二つに分けると、金沢城趾を挟んで東北側にある卯辰山エリアと、南西側である犀川沿いのエリアに分かれる。今回掲載した長町の武家屋敷町（タイトルおよび左の写真）とにし茶屋町は、南西側のエリアに当たる。長町は繁華街である香林坊のすぐそばにあり、にぎやかな表通りからしばらく歩くだけで、迷路のような武家屋敷町の町並みを散策することができる。
こちらはにし茶屋町。重伝建選定されているひがし茶屋町に比べると町並みの規模は小さいが、それでも雰囲気は良く残している。観光客も比較的少ないので、のんびりできる。このすぐそばには寺町の寺院群もある。
同じくにし茶屋町に残る、擬洋風の建物。茶屋町の料亭組合事務所として使用されている。少々整備されすぎの感もあるにし茶屋町だが、こういう建物が現役で使われているのにはやはり歴史を感じさせられる。