岩村は三大山城の一つ、岩村城の麓に位置する城下町。海抜標高が日本一の岩村城は鎌倉時代に築城され、その後に織田信長の叔母が女城主となったことでも知られている。現在では石垣のみが残っている。
重伝建地区に指定されてはいるが、他とは違ってあまり整備は進んでいない。歴史的町並みというよりも懐かしい商店街といった印象を受ける。奈良の今井町では整備と共に古い看板を全て撤去してしまったが、そういう形の整備は避けてほしい。
中央本線の恵那と岩村を結ぶ、明智鉄道の岩村駅。岩村の町は明治以後も繁栄を保ったが、それを支えたのが当時岩村電車と呼ばれた鉄道だった。終点には大正村として知られる明智の町がある。