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八塔寺hattoji
(岡山県備前市)

山岳仏教の聖地としての歴史を持つ、茅葺き民家の里

兵庫県との県境近く、山深い土地に位置する八塔寺の集落は、茅葺き屋根の民家が多く残ることで知られる。岡山県による独自制度である「ふるさと村」の指定を受けており、景観の保全・利用が図られている。

集落の歴史は、聖武天皇の勅願により、8世紀に八塔寺(左写真)が建立されたことに始まる。その後、この地は山岳仏教の中心地として繁栄し、「西の高野山」と称されるほどであったが、度重なる戦乱の影響を受け、鎌倉時代をピークにやがてその繁栄の歴史は終わりを告げる。現在では、静かな集落が残るばかりだ。

戸数十数戸の村ではあるが、郵便局もちゃんとある。いかにも郵政会社のCMに出てきそうな懐かしい感じの局であるが、果たしていつまで残るだろう。観光地としても力を入れているようだが、連休にも関わらず人はまばらだった。京都の美山辺りと比べると知名度は低いが、雰囲気は良いので、ぜひ訪れてみて欲しい。

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