伊万里焼(いまりやき)は、佐賀県有田町を中心とする肥前国 (現代の佐賀県および長崎県)で生産された磁器の総称とされています。 製品が出荷された積み出し港がおもに「伊万里港」であったことから、 総称して「伊万里焼」と呼ばれるようになりました。 伊万里焼には、有田の製品のほか、三川内焼、波佐見焼、鍋島焼 なども含むことが多く、こちらでもこれにならって掲載をしたいと考えています。 「古伊万里」とは、「伊万里焼の初期のもの」との定義が多くなりました。 染付と赤絵があり、柿右衛門や渋右衛門らを代表的陶工とするともあります。 普通では草創期を含めず、赤絵が完成した正保(1644〜1648)末期から 元禄(1688〜1704)前後のものを「古伊万里」とよぶ傾向にあります。