支度をして、草木も眠る丑三つ時。小型ボトルにお湯、ペットボトルに水を入れ、深夜2時に家を出ました。

　家を出るときは興奮ぎみで眠気はありませんでしたが、さすがに途中だんだん眠気が襲ってきます。いつも夜行で北川温泉に出か けるときは一切有料道路を使わずに行くんですが、さすがに今回は楽をするために有料道路の真鶴道路(旧道)を使用してしまいました。
　それでも最後20kmくらいは眠気との戦い。ちょっと走っては停車して外の空気を吸ったりなんだり。結局着いたのは朝6時過ぎでし た。

　ということでここの温泉に入るとき、いつもは車中泊するんですが、今回はそういうことで車中泊はなし(笑)。

　この温泉は岩浜を数メートル行けば波打ち際という海辺の露天風呂です。

　屋根付きと屋根なしの岩風呂が一つずつ。少し上に丸いタイルのお風呂。
　今まで丸いタイルの風呂はお湯を張ったところを一度しか見たことがありません(99年8月に一度)。今回もタイルのお風呂はお湯を 入れていませんでした。

　北川温泉は６時半頃から入れます。日の出が遅い時期ですと露 天風呂に入りながら日の出を拝めるんですが、3月ともなると日の出の方が先ですね。でも着いたときくらいがちょうど日の出でした。ちょっと曇っていたんで すが、逆にちょうど見やすい日の出になったかな？(半分強がり/笑)。

　露天風呂にお湯がたまってきて6時半よりは少し早く入れました。最初はぬるかったんですが、だんだん適温に。たぶんあの後 きっと熱くなるくらいになったんだろうな。熱いお湯を少しづつですが出し続けてたから。

　この温泉は何しろ海辺の岩風呂に浸かって海と海の向こうのアメリカを眺めながら開放感を味わうというのがウリの露天風呂で す。
　この日はアメリカまでは見えませんでしたが(笑)、大島はよく見えました。

　入って体を 暖め、ゆだってきたら縁に腰かけて体を冷ます。洗い場のない温泉ですからとにかくゆったりする。
　今回も1時間くらいそれを繰り返してきました。

　なお今回も女性客の方もいらっしゃいました。夫婦、恋人同士、女性友達同士、といった組み合わせのようです。
　女性専用の脱衣場があるのと、バスタオル巻きが許されているので(水着は不可)、わりあい入りやすいのでしょうか。
　夜に一応女性専用タイムも一部あります。ただ上の道路からお風呂が丸見えですから油断なさらずに。

　温泉は管理人のおじさんが最初にお湯を貯めて、お湯が冷めてくるとまた足して、とやっています。この出てくるお湯がとっても 熱くて、お湯を足したすぐ後だと入るのもたいへんなくらい熱かったりすることもあります。

　この温泉は体を洗うための施設は何もありません。
　ただただ海辺の開放感の中で海を眺めてゆったりするための温泉です。お湯が熱いことが多いので涼みながら、海を眺めながら、ぼーっ とするのがよろしいかと思います。

　この日は朝快晴とはいきませんでしたが薄い雲のおかげで長く朝日を楽しむことができました。

　受付のおじさんが滅多に来ない私を覚えてくれていたようで、少しお話をしたりしました。先日温泉を盗み撮りしていた人が迷惑 条例違反で警察につかまったとのことです。変な気を起こさないように。
　それとここの受付はそれほど釣り銭を用意していませんので、大きなお札はお釣りがない場合がありますのでお気をつけ下さい。

　最初は私しかいない中、若い親子連れが入ってきて、その後裸で日の出を撮っていたら(笑)、知らない間に温泉が人で一杯に なってました。
 

日帰り客用の駐車場ができていました。この日は北川温泉の少し手前の駐車帯に車を停めて仮眠していたのです が、これからは北川温泉で泊まれますね(笑)。ただし小さな駐車場なのと原則として温泉営業時間内の利用となるようです。 　そのそばにアメリカの見える花畑というのもできてました。なお見えなくてもJAROに訴えてはいけません(笑)。

　2003年2月下旬。雑記 (2003年2月)をご覧下さい(写真なし)。
　2003年9月中旬。雑記 (2003年9月)をご覧下さい(写真つき)。