「コードネーム『マクダレーナ』さん」

 

  みなさんお元気ですか。

  今、私は凄いお屋敷に住んでます。
  最初の任地は財閥令嬢の護衛なんです。
  「マクダレーナ(Magdalena)」というコードネームを貰いました。

  私より少し年上のお嬢様は直接口もきいてくれません。
  正直嫌な感じです。
  気まぐれで我儘で、護衛する側はとても疲れます。
  昨日も突然、喫茶店に寄るといって一番見晴らしの良い場所に座りました。
  狙ってくださいと言っているようなものです。


 

 黒くて重いカバンが私の必需品です。
 護衛の時はいつでもどこでも持ち歩いています。
 この中にはMP5Kというサブマシンガンが入っています。
 握り手の部分にトリガーがあって、
 カバンに入れたままでも射撃できる優れものです。
 私のように身体が小さいと拳銃のほうが当てるのは難しいんです。
 TVのようにはいきません。

 MP5Kは拳銃と同じ弾を使うので反動も少ないほうなのだけれど、
カバンから取り出して両手でしっかり持たないと上手く当たりません。

  


 

          初めて人を撃った夜。
          命を救った事への感謝も、
          怪我をさせた事への非難も無く
          彼女はただ黙って私に聖書を手渡した
          先週訪れた教会で
          思わず祈りを捧げてしまった所を見られていたのだろう
          『人は全て平等である』
          私に撃たれた男の人も、
          いつも孤独な彼女も、
          そして私も…

          ”春”は待っているだけでは訪れない。
          少なくとも私の周りの人達に”春”が訪れるように、
          明日も私は銃を持つ。


   紺碧:MG34さんから新しい写真を頂きました。本当にありがとうございます。
   
優美:具合が悪くて浅い睡眠しか取れないってメール頂いてたのに、変なプレッシャーかけちゃ駄目じゃないの。
   紺碧:も、申し訳ないです〜。まさかこんなに早く送って頂けるとは・・・(>_<)

   優美:それにしても春待ちさん、すっごく凛々しく変身しちゃったねー。
   紺碧:ホントですね。miniさんだという事を忘れてしまいそうな写真です。
   
優美:相変わらず銃へのこだわりと言うか、知識はすごいよね〜。
   紺碧:そうですねー。こんなお嬢さんに護衛してもらえたら、う、嬉しいな〜。(*^_^*)
   
優美:ふ〜ん、それでお姉さんのエーデルガルトさんに撃たれるの?
   紺碧:男の夢です・・・え? い、いや、そ、それはちょっと。
   
優美:まったく何を考えているんだか・・・。MG34さん、本当にありがとうございました。