バンテアイ・スレイ2
2002年2月10日

バンテアイ・スレイ中央祠堂  中央祠堂も二つの脇堂と並び、左右対照の造りになっている。そう言えば、このお堂どこかでみたことあるぞ。ジャワ島の同じヒンドゥー教遺跡、「ブランバナン」にそっくりではないか。

 規模は違うが、中央祠堂と脇堂の左右対照の造りは、本当に似ている。
中央祠堂と南祠堂(手前)はシヴァ神、北祠堂(奥)はヴィシュヌ神をまつる

作家アンドレー・マルローと「東洋のモナリザ」

 この遺跡を有名にしているのが、祠堂の四隅に彫られたデバター(女神)達。

 1923年フランス人作家のアンドレー・マルローは、このバンテアイ・スレイの遺跡からデバター像を盗掘し、持ち帰ろうとした。プノンペンで捕らえられ、像は元の場所に戻った。マルローは翌年起訴され、執行猶予つき金庫年の判決を受ける。

 マルローを魅了した女神は、その魅力から「東洋のモナリザ」と呼ばれている。フランスに帰ったマルローは、その体験を元に『王道』という小説を著し、戦後ドゴール政権では、文化教育担当相に就任したという。

 残念ながら現在は遺跡に近づけないので、マルローが持ち去った「東洋のモナリザ」は見れない。
 デバター(女神)はどれも違った表情をしています。