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2004 February





 2月24日

 弁当箱を開けたら、牡蠣入りの玉子焼きと海老チリソース炒めが出てきた。
 おーおー。
 それでもやっぱり美味い。

 妹は腹痛で会社を早退して、寝込んでいる。
 うーうー。
 こりゃ、かわいそうに。



 2月23日

 実は最近、中華料理に嵌っている。
 と、言っても、まぁ私のことだから、大したものが出来るわけではないのだが、
 それでも陳建一のレシピに忠実に作っているのだから、
 海老チリソース炒めなんか、素人にしては結構な仕上がりだ。

 と、今日も牡蠣のオイスターソース炒めを食べた。うーうー。
 しかし、美味い。



 2月22日

 妹の会社の人にお呼ばれして、牡蠣の食べ放題に出掛ける。


 こんな風に海に浸かっていた50×30×50cmほどの
 カゴ4個分の牡蠣をペロリ。
 いくら殻の部分が大きいとはいえ、私などかれこれ、
 50個以上は軽く平らげてしまった。まじで、美味い。

 ちなみに、去年参加した妹は、翌日胃炎で会社を休んでいる。


 牡蠣は海辺の小屋の中で、炭火で焼かれる。

 このときほど、日曜午後の紀行番組を見ていて良かった、と
 思える瞬間はないわけで。まるで習ってきたかのように、
 我ながら初めてとは思えない道具さばきで次々と殻を剥き、
 ただただ黙々と牡蠣を食うことに集中するのみ。


 はいはい、皆さん酢ガキもどうぞ。
  もちろんお土産は生牡蠣です。

 と、まぁ、こんなわけで、一生にこれだけ一度に牡蠣を食うことも、そうそうあるまい。
 夜になって微熱が出てきた。
 うーうーうー、恐るべし、牡蠣三昧。美味いものには罠がある?

 家に帰っての夕食では、母が土産に渡した牡蠣で、牡蠣ご飯を作った。うーうー。



 2月20日

 この写真を見て、吐き気を催したのは私だけだろうか。

 なんとういうか、やはり、外見と言うのは、人間にとってとても大切なことだと私は思うのだが、
 それは、別にその、顔のつくりの美しさ、とか、美しい着飾りとかいうことを言うのではない。
 そこに漂う「品」、美しさとはただそれだけに尽きるのだと思うのだ。

 しかしそれにしても、下品な写真。
 人を外見で判断するな、とか、作品を読んでから言え、とか、
 色んな意見があるかも知れぬが、それにしてもおぞましい。
 こんな人たちからは、極めて自慰的な小説しか生まれないだろうな、だなんて、
 たいして本も読まない私に言われたくはないだろうけれど。



 2月14日

 職場の同僚に写真集を見せたらば、とりあえず瞬時に5冊も売れた。

 で、で、で、『雪猿乃湯』金沢展を開きたい!

 というわけで、ギャラリー探してます。
 今日も何件か下見に出掛けました。

 @費用が無料or安価
 A40点ほど展示できる(2回に分けても可)
 Bなるべく禁煙

 そんなギャラリースペース探してます。
 情報持ってる方、ぜひお知恵を拝借!お願いします。



 2月11日

 今日は『雪猿乃湯』の初日。
 銀座まで出掛けていって、写真展も堪能、銀ブラも堪能。
 写真家がお客と一緒にケタケタ笑っている写真展もそうあるまい。
 それにしても、見れば見るほど笑える温泉猿たち。
 Viva Spa Snowmonkey!
 笑うというのは、本当に素敵なことだ。

 夜、友人宅に遊びに行って、生後11ヶ月の赤ん坊を見たら、
 それはそれは、お猿さんとちっとも区別がつかないじゃないですか。
 なんとまぁ、ご猿、いやいや、ご縁なもんですなぁ。



 2月8日

 どうも右手の薬指と左手の中指の付け根辺りがヒリヒリするなぁ、と思っていたら、
 なんと鉄棒習いたての小学生みたいに手のひらにマメが!
 3年ぶりの大雪は、か弱い私の手のひらに十数年ぶりのマメを作っていったのだ。

 3年前の大雪は確かにひどかったけれど、雪かきなんぞまーったく手伝わず、
 夕方の雪かきがすっかり終わった頃に帰宅して、朝の雪かきが終わった頃に出勤していたから
 ちっとも苦労していないのだが、これも私が歳をとったと言うことかどうだか知らないけれど、
 今では近所の人が雪かきしている前を素通りできない感覚を身につけてしまった。

 ちなみに職場でも何度か雪かきをした。
 といっても、職場の雪かきではなく、患者さんの住んでるアパート周辺の雪かきだ。
 たかが雪、されど雪なわけで、この2度の大雪で、孤独死やその一歩手前での保護、
 家に閉じこもって幻聴・妄想と闘っていた人あり、パニック状態に陥る人あり…、とまぁ、
 とにかく多忙な毎日だった(というか、今もそう)。

 休みは寝ているだけで、スキーにも一度も行けてない。
 雪が降ったらデイケアに通っているみんなでスキーにでも行けばいいじゃん、
 なんてのんきな企画は夢のまた夢。
 ただただ自分の経験不足を思い知らされる、大雪ウィークなのでした。



 2月5日

 病院である先生とそれなりに真面目な話をしていたのだが、
 その先生の白衣の胸ポケットから大きなスライムがぶら下がっていて、
 それがどうしてもどうしても気になって、
 思わず話の流れも無視して「何ですかそれ」と聞いてしまった。
 先生は「経験値を上げたくて。へへへ」と結構真顔で言っていた。
 立場も年齢も違うけど、同期は同期。
 お医者さんも大変なんだなぁ、と思ったよ。
 「頑張りましょーねー」と慰めあってる私たちを看護師さんたちは呆れて見てましたとさ。



 2月2日

 『SEX and the CITY』にすっかり嵌っている今日この頃なのである。
 NYで暮らす4人の独身女性が繰り広げる、超ゴージャスな恋愛ドラマ。
 season1〜5まで、ビデオが現時点で24本出ているのだが、
 猛烈な勢いでレンタルしまくったので、残すところはあと2本。
 22本のビデオ(ちなみに1本に3話分収録)を3週間足らずで見たのだから、
 猛スピードでのストーリー展開、しかも、各回30分のストーリーで、
 4人がそれぞれ男を見つけ、そしてその回のうちに別れるので、
 1本のビデオで少なくとも12の恋愛を見るわけだ。
 実際途中で酔いそうになる。

 それから、今さらながら『ブリジットジョーンズの日記』を観た。
 妹が「あんた、明日はわが身と絶対思うから、今のうちに見とけぇ」と言ったからだ。
 面白かった、そう、面白かったわよ。
 だけど空しいのはなぜ。なぜ。なぜだ!!!
 スクリーンの中であってもハッピーエンドが妙に淋しい今日この頃なのである。
 そう、現実はそう簡単にハッピーエンドにはならんのだ。これ、重要。

 だ・か・ら。
 冒頭に書いた『SEX and the CITY』を見ているほうが楽しいのだ。
 あんなにいいオンナたちでもうまくいかんのなら、凡人がうまくいかなくても当たり前。
 せめてそんな慰みになるではないか。(←こういう姿勢が既に負け組)
 …なーんて思っていたら、せめてもの心の拠りどころだった4人の独身女たちまでもが、
 それぞれの転機を迎えつつある。
 うっうっ、みんな、みんな、私を置いて行かないでおくれぇ〜〜〜。

 などと考えていたら、本気でマンションでも買おうかという気になってきた。
 親父には随分前から「嫁に行け」と言われなくなっていたが、
 その代わりに昨日、「一緒にオーストラリア国債を買わないか」と誘われた。
 あー、一体何がいけないのだろうか。
 と考えて、そうか、1週間レンタルでビデオを6本も借りているからダメなのか!と、
 今さら気付いてみたりするのだ。がっくり。



 2月1日

 自衛隊が出掛けて行ったイラクのサマーワという街におけるキーワードは『部族』である、
 とニュースでやっていた。
 それは血縁で結ばれた強固な絆。何事も部族間の話し合いで決められるし、
 異なる部族間で対立が起きた時にはその他の部族が仲裁して解決に導く。
 殺人事件が起きた時の対策会議も部族長会議で決められるんだそうな。

 先日その部族長会議で話し合われた議題というのが『自衛隊をいかに警護するか』
 だというから笑った。
 そんなに部族が強いのか(軍事的に)、それともそんなに日本の自衛隊が弱いのか?
 どちらかは定かではないけれど、いずれにしても現地の自警組織に守られる自衛隊。
 ていうか、こんなんじゃ自国の自衛もできんだろ。
 「アッサラーム・アレイコム」(こんにちは)と全員で何度も大声で練習してみたり、
 イラク到着時の幹部のコメントが「とにかく飛行機が無事飛んで良かったです」だったり、
 今回のイラク派遣は突っ込みどころ満載で、面白すぎてもうお手上げである。

 これが実は国民の議論する意欲を失せさせる国策なのだとすれば、
 それはそれで、自衛隊は大した成果を挙げているとも思えるけれど。