11月8日 アメリカっつー国は、昨今の戦争その他もろもろ、特に共和党政権の時には ホントに憎たらしい国なのだけれども、それでもやっぱりあの独立宣言が生まれた国なんだなぁ、 と思うことが時たまあって、ひそかにどこかで憧れの思いを抱いているのも事実。 イラク戦争で捕虜となった後、奇跡の救出劇、とかいって救出されたジェシカ・リンチさんが 米テレビのインタビューに「私は利用されただけ」と答えたそうな。(詳しくはココ) そういうことが出来ちゃうって、やっぱり自由の国の一面は死んでいないんだろうなぁと思う。 思い出すのはいつかのロシアの潜水艦クルスクの沈没事故。 関係者に詰め寄って泣き叫んだ母親を、何かしらの手段で瞬時に黙らせた光景を見て、 ロシアっちゅーのはなんちゅー怖い国や、と思ったものだ。 とは言ってもまぁ、今回の戦争(終わった、とか言ってるけど、全然戦争してんじゃん)なんて、 ホントにすべてが金儲けの論理で動いてる。やればやるほど、大儲けしている輩がウジャウジャ。 たまにサンデープロジェクトでやってる軍需景気のカラクリなんかを見てしまうと、 やっぱりくたばれアメリカ、なんて思ってしまうのだが。 自衛隊の人たち、どんな気分なんだろうか。 高校時代、国際関係の学者か何かになりたくて、世界のことが一番わかるのは防衛大学校? などと珍妙な発想で受験を考えたことのあった私だが、バブル真っ只中のあの頃に、 まさか現場に行けと言われるだなんてまるっきり想像もしていなかったわけで。 今となっては、自衛隊の人たちには大変申し訳ないのだが、命拾いしたなぁというのが本音だ。 そんな私がホッとお茶でも飲んでる時に、イラク行きの辞令(赤紙だよなぁ…)を待っている家庭が あるかと思うと、なんだかなぁ、、、と思ってしまう今日この頃。 さぁ、みなさん、明日は選挙ですよー。 (あたしゃ不在者投票でとっとと済ませてしまいましたがね) 11月6日 夢を見た。 あいつに久しぶりに会った。 私は精一杯の笑顔で「久しぶり」といった。 あいつは「ああ、元気そうだね」といった。 勇気を振り絞って「えっと、これからの予定は?」と聞いた。 「遅くまで仕事して、その足であっちへ帰らないといけないんだ」といわれた。 また私はあいつをつかまえることが出来なかった。 一体いつまであいつを追いかければ気が済むのだろう。 11月5日 10月を乗り切りましたね、なんてメールをもらった。 確かにそうだ。 四苦八苦ではあったけれども、なんとかかんとか逃げ切った。 そういえば、私が一番くたばっていた頃の、もう何年も封印していた出来事も、 先日ある人にスルリと話してしまっていた。 あの頃のことを、引くカード引くカード全部がジョーカーだったよ、とたとえた私に、 ジョーカーしかないトランプの遊び方なんてわかんな〜い!って感じだったんでしょ? と言ってくれた。 私はとっても救われた。 そう、たまたま遊び方を知らなかっただけなんだ。 ジョーカーだけのトランプなんて存在するわけがない、なんて信じてもいても、 実際それが目の前に現れちゃった時には、やっぱり戸惑う。 だけど、あわてず自分で遊び方を考えれば良いんだね。 既存のルールでは遊べない奇妙なトランプ。 だけど、今ここにいる自分だけが持っている、貴重なトランプだと思えば良いんだね。 11月2日 疲れ果てて、妹たちと能登に行く予定をキャンセルしてしまった。 そしたら、昼過ぎに電話が掛かってきた。 ねぇちゃ〜〜〜〜ん!ビンゴゲームしま〜〜〜〜〜す! テーブルには1枚のビンゴカード。 携帯電話の向こうでは、大音響で車内に流れる100円ショップで買ったビンゴCDの声。 ガラガラガラガラ……コロ〜ン……「Bの53番!」 とか。 この調子で延々遠距離ビンゴゲームは続いたわけだ。 結局もらったのは、これまた100円ショップで仕入れた、つけヒゲ7点セット。 これほどいらんモノをもらったのは久しぶりのことである。 11月1日 最近はっきりわかったこと。 私が辛いのは、悩んだり考えたりすることではなくて、 悩んだり考えたりすることに不誠実な人に出会うこと。 悩んだり考えたりすることをしない人に出会うこと。 それから。 悩んだり考えたりすることを知らない人がいる。 こんな人に出会ってしまうと、自分が辛くなる前に、そんな相手を憐れんでしまう。 いやだいやだ、こんな高慢な自分。 最近とてもハードな仕事が続いているが、しんどいながらも実は結構張り切って、 結構それなりにやりがいを感じつつやっている。 (そらぁ、二人きりの車中で大声で30分も罵倒され続けたりもするけれど…泣) それでも、自分で予想していたほど傷も深くないし、立ち直ってもいるようだ。 (そらぁ、次にまたその人と出掛けるのが恐怖でもあるけれど…泣) うーん、こういう時ってどうすりゃいいのさー?と考える力がゼロになることはない。 (そらぁ、そもそも何であたしゃこんな仕事してるのさ?という気にはなるけれど…泣) こんな私を創ってくれたのは、誰でもない、この世の中だと思う。 私の周りにあるヒト、モノ、全部全部。 その過程で自分は何をしてきたか。 結局は悩んだり考えたりを、ただ淡々といつまでも延々と続けていただけだ。 もちろん今もその真っ只中にある。 いつかどこかで確認したとて、どれだけ進んだかも、どれだけ戻ったかもわからない。 状況が良くなったかも悪くなったかさえもわからない。 ただひとつ、確実なことといえば、どんな状況にあっても、悩み考えるということは、 この身ひとつさえあれば試みることが出来る、ということくらいだ。 とこんなにお気軽なのに、何よりも身近かつ最強、そしてもっとも難しい手段。 しかし、手段、と書いて我ながら思う「なんの手段?」という疑問。 これはまた別の機会に考えよう。 まぁ、たぶん、生きる、みたいな話だとは思うけれども。 |