キバナノツノゴマ(自然公園の花と樹)


 キバナノツノゴマは西インド諸島の原産ですが、アメリカ南部からメ

キシコに分布する1年草で、ツノゴマ科の中で黄花をつける品種です。

鮮黄色の花と面白い形の果実のため米国を中心に庭園植物として人気が

あり、日本でも観賞用に栽培されています。

 ツノゴマ(角胡麻)の名は、長く伸びて湾曲した角状の果実の形から

名付けられましたが、「悪魔の爪」「トラの爪」などと呼ばれ、この果

実の角で旅人が困るだろうと「旅人泣かせ」の名もあります。

 ツノゴマの若い果実はピクルスや蒸してオクラのように食べることが

出来、古代では種子は栄養価の高い植物油の重要な源でした。

 大きな葉は丸く粘着性の腺毛があり食虫植物とされています。


  



ツノゴマ科 キバナノツノゴマ属 (ゴマ科に含め、ツノゴマ亜科とする 分類もあります)
花の見頃 8月上旬〜8月下旬
案内図は こちら
関連サイト 金沢自然公園
次   へ
トップページへ