タラヨウ(自然公園の花と樹)

    
 タラヨウは葉の裏に細い棒を使って絵や文字を書くことが出来る

のでエカキシバ、ジカキシバという別名があり、はがき(葉書)の語

源になったといわれ、郵便局の木とされています。
 「多羅葉」という名はインドで葉に経文を書いたという「貝多羅樹ばいたらじゅ」

になぞられてつけられました。本物に似せて書くことを意味する諺

の“多羅葉を書く”の由来ともなったようです。

 寺院などによく植えられ、春先には葉のつけ根に淡黄色の花を咲か

せ、秋には赤く熟した実をつけます。 

「多羅葉に書く経文は梵字なりしを漢土にて翻訳せしとそ」(俳諧・類船集)     
 


モチノキ科モチノキ属
案内図は こちら
次   へ
トップページへ