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このたびは 幣もとりあへずたむけ山
紅葉の錦 神のまにまに 菅原道真
〔古今和歌集 巻第九 四弐〇〕
タムケヤマは江戸〜明治時代に作られた園芸品種で、ヤマモミジ
系の紅枝垂れの代表的な園芸種です。
葉に細かい切れ込みがあるのが特徴で、春先に赤くなり、夏場に
は赤紫から緑黄色に変り、秋には真っ赤に紅葉します。
タムケヤマはよく盆栽にも利用され、金沢自然公園で見られるの
も高さ2メートルにも満たないこじんまりした紅枝垂れです。
名の由来は百人一首にも選ばれた上記の菅原道真の歌によるもの
と考えられています。
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