スイセン(自然公園の花と樹)

       初雪や 水仙の葉のたわむまで  (芭 蕉)
    
  スイセンは主として地中海沿岸の原産で、ギリシァ神話
 では水に映る自分の姿に恋い焦がれ、水中に身を投げた
 ナルキッソスの化身とされていますが、ナルキッソスは
 麻酔とか昏睡を意味するギリシァ語の「ナルケ」が語源と
 みられスイセンに含まれるアルカロイドのナルシチンが
 麻酔状態を引きおこすことにちなんだもののようです。
  
  日本には平安時代に渡来したものとみられていますが
 平安末期、木曾義仲の京攻めに従った居倉浦の山本一郎
 太と弟の二郎太が越前岬の海岸で助けた娘をめぐって争
 い、それを悲しんだ娘は海に身を投げ、翌春その化身とな
 った美しいスイセンが海岸に流れついたという伝説が残
 されています。  (スイセンの種類は こちら) 

 ★花言葉  自己愛

案内図はこちら
花の見ごろ 1月上旬〜2月上旬
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