しんしんと百日紅は咲き盛り
夏のまなかにとほき夏あり [悲神] 雨宮雅子
サルスベリの原産地はインドとも中国とも言われ
ますが、日本へは少なくとも江戸時代の初期には中
国から渡来しています。
幹の肌がなめらかで、木登り上手な猿でもすべる
という意味でサルスベリといわれますが、花は盛夏
から秋まで咲き続け、花期の長さから漢字では百日
紅と書きます。
花の色は紫紅、白、紅、桃などで花言葉の由来は、花
びらが風に揺られる様子が、盛んに話をしているよ
う見えることからと言われますが、散った花びらが
道ばたで風に揺られている様子はまるで金平糖の
ようです。
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