さるすべり(本覚寺)

 
 散れば咲き,散れば咲きして百日紅 千代女)

 鎌倉駅に近い日蓮宗東身延の本覚寺には盛夏から秋風の吹く頃まで、さるすべりの紅や紫、白色の花が次々と見られます。
 さるすべりの花言葉は「雄弁」ですがその花の揺れる様子が盛んに話をしている様に見えることからきたもののようです。 

 本覚寺は佐渡に流された日蓮が鎌倉に戻った時滞在した夷堂の跡に、永享8年(1436)日出上人が創建したものですが、境内には名工正宗のお墓も見られます。

みごろ  8月中旬〜9月中旬 ただし気候の状況によって変わりますので事前の照会をおすすめします。
       (照会先 鎌倉観光協会Tel 0467−22−3350)

●本覚寺までのあし JR鎌倉駅下車徒歩5分

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  さるすべり(百日紅) 
(幹の皮が滑らかなので猿もすべり上がることができないとの意)

 ミソハギ科の落葉喬木。  中国南部の原産。幹は高さ数b。平滑でこぶが多く淡褐色。  葉は楕円形で四稜のある枝に対生。秋に紅葉する。  夏から秋にかけて鮮紅色または白色の小花が咲く。庭木として我が国で古くから栽培。材は緻密で細工用。ヒャクジッコウ。サルナメリ。        (広辞苑)